茨城県笠間市で廃校になった小学校の校舎や校庭を活用して、飼い犬を預けたり自由に遊ばせたりすることができる施設がオープンしました。
この施設は、少子化の影響で７年前に閉校した、笠間市の東小学校を改装して作られたものです。
校舎は、旅行や急な用事などの際に飼い犬を預けることができる、ペットホテルになりました。
預けられた犬がくつろいで過ごすことができるよう、教室を仕切って個別のブースを設けたほか、遊ぶための広いスペースも用意されています。
一方、閉校になった際に子どもたちが黒板に書いた「ありがとう」などのメッセージが、今もそのままに残されていて、小学校として使われていた当時の面影を伝えています。
校庭は、犬の大きさごとに天然芝のドッグランが整備され、飼い主が犬を自由に遊ばせることができます。
月額８６９０円の会費を払うと、これらの施設を自由に使うことができるということです。
笠間市が廃校になった小学校の活用策を募集したところ、名古屋市に本社があるコンタクトレンズメーカーからこの提案があったということで、今後はさらにプールを犬用に改装したり、カフェを設けたりする計画があり、茨城県内だけでなく東京などからも利用者が訪れると見込んでいるということです。
笠間市の山口伸樹市長は「地域でも廃校を早く活用してほしいという声があったので、民間に活用してもらえてよかった。施設を訪れた人と地元の人たちがこの場所で交流できたらいいと思う」と話していました。
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October 24, 2022 at 03:18PM
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