南海トラフへの備え：ペットの「同行避難」準備を 飼い主の防災意識、積極的行動重要 「同伴可能」とどまる 四国県都 ／徳島 - 毎日新聞

ペットの防災活動に取り組む「えひめイヌ・ネコの会」の高岸ちはり代表。会が創設したペット防災管理士のビブスを着用している＝松山市で2024年3月5日午後4時9分、広瀬晃子撮影

　避難所ではペットと生活できない――。南海トラフ巨大地震が発生したとき、直面するかもしれない現実だ。1月の能登半島地震でも、避難所に入れず車中泊する被災者がおり、対策が進んでいない実態が浮き彫りになった。四国の各県庁所在地でもペットと同じ建物の屋内で避難できる「専用避難所」はなく、早期の解決が求められる。一方で、飼い主も防災意識を高めておくことが、ペットを救うための第一歩。飼い主が今、すべきこととは。【広瀬晃子】

　各市によると、徳島市、高松市、松山市、高知市とも、市内の指定避難所にペットを同伴することは可能（高知のみ一部不可）だ。ただ、どの避難所もペットは屋外の専用スペースに過ごすことになり、飼い主とは別の場所で生活することになる。各自治体とも避難所運営は地元自治会などに一任しているものの、「アレルギーや臭い、鳴き声などの問題があり、同室での避難はハードルが高い」と口をそろえる。

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March 16, 2024 at 03:05AM
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