アメリカのシアトルに住むある女性がツイッターに投稿した話が、話題になっています。
エミリー・ドゥーシェットさん(33)は、ペットのマックス専用のフェイスブックアカウントを10年前に作成していました。
結婚を期に苗字が変わったため、アカウント上でマックスの苗字も変更しようと考えていたドゥーシェットさん。
しかしパスワードを忘れてしまい、ログインすることができませんでした。
そこでログインするために求められたものは、犬の運転免許証。
マックスのアカウントにログインするには、政府発行のマックスの身分証明書か、運転免許証の提示が必要でした。
ドゥーシェットさんが冗談交じりにこの出来事をツイートすると、瞬く間に拡散されました。
「10年前に作ったペットの犬用アカウントに入れなくなっちゃった。もう一回ログインするには、この子の運転免許証が必要らしい...」
「この子に運転方法を教える以外の選択肢は無いっぽい」
というのも、多くの人が同じ経験をしたからです。
「これは本当によくある話。上司のペット用アカウントでも同様のことが起きて、しかもそのアカウントが私たちのビジネスページを管理してた」
フェイスブックの担当者はBuzzFeed Newsに対し「ペット用アカウントの保持は認めていない」と語りました。
代わりに、ユーザーにはペット用ページの作成を勧めているそうです。
「アカウントのプロフィールは人間向け仕様です。もし自分のブランドやビジネス、団体、ペットを紹介したい場合は、ページ作成をするように頼んでいます」とフェイスブックの広報担当者は語りました。
ドゥーシェットさんは以下のようにコメントしています。
「フェイスブックの方針に関して、非難するつもりは全くありません。ペット用アカウントは、確かにスパムみたいですから」
「ただ、無害なファンアカウントに対しては、もう少し違う対応があっても良いかとは思います」
「フェイスブックがペット用アカウントをターゲットにしていると思うと、とても不思議な気持ちです。私たちはちょっとした楽しみでやってるだけなのに」
またフェイスブックは、アカウントの信憑性に関するガイドラインについて、このように述べました。
「人間の行動や発言には、責任がつきまといます。少なくとも犬よりは責任が大きいです」
「私たちは、人々が本名で行う発言や行動にはより多くの責任がつくと考えています」
「フェイズブックのユーザーに、本名でアカウントを作成する義務があるのも、それが理由です」
一方ツイッターでは、ドゥーシェットさんのためにマックスの免許証を作成する人が続出しました。
「10年前に作ったペットの犬用アカウントに入れなくなっちゃった。もう一回ログインするには、この子の運転免許証が必要らしい...」
「何か手伝おうか?」
「画像加工タイムだ!」
「それ、手伝うよ」
「10年前に作ったペットの犬用アカウントに入れなくなっちゃった。もう一回ログインするには、この子の運転免許証が必要らしい...」
写真:「『犬に運転を教える方法』と書かれた本を読む男性」
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:吉谷麟
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