Sunday, May 3, 2020

オンラインで前夜祭、#エア浜松まつり 浜松っ子、熱気来年へ|静岡新聞アットエス - @S[アットエス] by 静岡新聞

法被を羽織り、凧揚げ仲間とオンラインで会話する蜆組の泰沢友和組長=2日夜、浜松市中区

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、9年ぶりに中止された浜松まつり。開幕が予定されていた3日、凧(たこ)揚げ合戦や御殿屋台の引き回しで熱気に包まれるはずだった浜松市内は人出が少なく閑散とした。一方で、オンライン交流の動きは広がりを見せる。地域住民は感染拡大防止に注意を払いながら、来年に向けて英気を養っている。
 「皆さんどうですか。凧がない5月は―」。同市中区の蜆塚凧揚会「蜆組」の泰沢友和組長(44)がタブレット端末の画面に問いかけると、「タコならあるよ」。画面の向こうで、仲間が刺身を示しておどけた。
 蜆組は2日夜、ビデオ会議システムを使った“前夜祭”を開いた。高校生から社会人まで15人が約2時間、祭り談義で盛り上がったが、ラッパの音が鳴り響く昨年の映像を見てしんみりする一幕もあった。
 3日には蜆組のツイッターに昨年の祭りの写真を載せ、おはやしの映像も配信サイトに投稿した。泰沢組長は「東日本大震災で祭りが中止になった年の翌年は、参加者が減った。祭りを忘れないでほしい」と強く願う。
 ツイッター上では蜆組以外でも、「#エア浜松まつり」の表記で過去の祭り関連の写真が多く投稿された。
 例年なら夜に豪華絢爛(けんらん)な屋台が集まる同市中区の鍛冶町通りは終日、静寂に包まれた。同区の高林町では3日午後、引き回す予定だった屋台を、地元凧揚会役員ら7人が密集を避けながら丁寧に手入れした。
 祭り期間中は毎年、買い物客でにぎわう祭り用品販売店の加茂江屋(同区)も人の出入りはまばら。祭り衣装の端切れを使った商品の布マスク作りに店内で励んだ佐藤和宏代表(45)は「少しでも祭り気分を感じてほしい」と思いを込める。
 凧揚げ会場がある遠州灘海浜公園(同市南区)は4月下旬、入り口が封鎖された。孫の初子祝いを予定していた大高祥男さん(62)=同市中区=は「良い風が吹き、絶好の凧揚げ日和だったのに」と無念の表情。連休中は過去の祭りの映像を見ながら、初凧が舞う来年を楽しみに待つ。
 一方、同市南区の天竜川河川敷では個人で小ぶりの凧を揚げる愛好家の姿も見られた。同市中区の音楽講師生田真也さん(49)は「中止は残念だが、来年はもっと高く揚げられるように腕を磨きたい」と語った。

浜松まつりで引き回す予定だった御殿屋台を手入れする高林町凧揚会のメンバー=3日午後、浜松市中区
祭り衣装の端切れを材料にした布マスクを作る佐藤和宏さん=3日午前、浜松市中区の加茂江屋

Let's block ads! (Why?)



"揚げた" - Google ニュース
May 04, 2020 at 05:03AM
https://ift.tt/2xzhjmu

オンラインで前夜祭、#エア浜松まつり 浜松っ子、熱気来年へ|静岡新聞アットエス - @S[アットエス] by 静岡新聞
"揚げた" - Google ニュース
https://ift.tt/38ZdWmL
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

No comments:

Post a Comment