【ジャカルタ=地曳航也】インドネシアの自動車製造業者協会は16日までに、5月の新車販売が3551台と前年同月比96%減ったと発表した。91%減と過去最大の落ち込みだった4月よりも減少幅が膨らんだ。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた各州政府の行動制限と景気悪化に伴う需要の減退が直撃した。
ジャカルタでは6月に入り行動制限が一部緩和され、悪名高い交通渋滞も目立ち始めた（8日）=ロイター
インドネシアでは日本車のシェアが9割を超える。1位のトヨタ自動車は5月の新車販売が695台と98%減った。各社は首都ジャカルタ特別州など各州が4月から始めた行動制限により販売店を一時休業し、オンラインや電話などによる営業を余儀なくされた。
ジャカルタなど一部の州は6月に入って行動制限を緩和し、販売店の営業も認めた。ただ、世界銀行は2020年にインドネシアがゼロ成長に陥ると予測するなど、今後の景気動向については厳しい見方が強い。急速な需要の回復は難しいとみられる。
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June 16, 2020 at 02:37PM
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新型コロナ:インドネシア新車販売96%減 5月、減少率最大に - 日本経済新聞
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