Plankton Air: 赤道近くで生息の魚能登町羽根沖で発見宇出津新港で展示

Friday, November 20, 2020

県内で初めて見つかった体長６０センチのチャイロマルハタ＝能登町宇出津新港のうみとさかなの科学館で

　インド洋や太平洋の赤道近くの熱帯沿岸域に主に生息する魚「チャイロマルハタ」が、能登町羽根沖で見つかった。県水産総合センター（同町）によると、県内での確認は初めて。同町宇出津新港の「うみとさかなの科学館」で二十三日まで展示する。

　体長約六〇センチ、体重四・二キロ。十八日に羽根沖の定置網に掛かったのを地元漁師が見つけ、センターに持ち込んだ。

　チャイロマルハタはハタ科の一種で、オレンジ色の斑点が特徴。国内では主に沖縄県などで漁獲され、高級魚として流通する。日本海側で見つかるのは珍しく、センター担当者は「今夏は日本海全体で海水温が高かったため、南方から海流に乗って来たのでは」と話した。（加藤豊大）

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