Wednesday, March 31, 2021

ペットの支出に関する調査~「コロナ禍における生活環境の変化」によるペット関連の支出への影響も調査~:時事ドットコム - 時事通信

[アイペット損害保険株式会社]

アイペット損害保険株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山村鉄平 以下、当社)は犬・猫(以下、ペット)飼育者の985名を対象に、ペットの支出に関するアンケート調査を実施しました。

2019年(以下、昨年)と比較すると、2020年のペット関連支出の合計金額に大きな変化はみられなかったものの、内訳では「フード・おやつ」の支出が増加傾向にあることが分かりました。一方で、「病気やケガの診療費」は依然としてペット飼育者の主な支出要因として上位に挙げられており、今後もペット飼育者にとって、負担が懸念される支出の1つであることが予想されます。

■2020年のペット関連年間支出は、犬飼育者「5万円以上~10万円未満」猫飼育者「5万円未満」が最多で、コロナ禍前と変わらず
2020年におけるペット関連の年間支出合計を尋ねたところ、犬飼育者は「5万円以上~10万円未満」が34.0%、猫飼育者は「5万円未満」が42.0%で最多となりました。新型コロナウイルス感染拡大前の昨年と比べ、年間合計支出額に大きな変化はみられませんでした。

■ペット関連の年間支出額、昨年と比べ、約7割の飼育者が「変わらない」と回答
続いて、「2020年のペット関連支出は前年比どうなったか」を尋ねたところ、約7割の飼育者が「変わらない」と回答した一方、「増えた」と回答した犬飼育者は26.5%、猫飼育者は26.1%でした。昨年と比較すると、「増えた」と回答した犬飼育者は2.5ポイント増え、やや増加しています。

■最も支出が増えたのは「病気やケガの診療費」「フード・おやつ」
ペット関連支出合計が昨年と比べ「増えた」と回答した方に、「何にかける費用が一番増えたか」を尋ねたところ、犬飼育者は「病気やケガの診療費」が52.8%と最も多く、猫飼育者は「病気やケガの診療費」「フード・おやつ」が同率でトップとなりました。昨年の調査結果と比較すると、中でも「フード・おやつ」と回答した犬飼育者は9.2ポイント、猫飼育者は4ポイント増えており、犬猫共に増加傾向にあります。

さらに、どれくらい費用が増えたか尋ねたところ犬飼育者の約75%、猫飼育者の約69%が1万円以上増加していることが分かりました。

■ペット飼育者が一番支出額で大きいと感じる費用、「フード・おやつ」の割合が大幅に増加
続いて、「ペット関連支出の中で一番支出額が大きいと感じるものは何か」と尋ねたところ、犬飼育者の34.0%が「病気やケガの診療費」、猫飼育者の41.6%が「フード・おやつ」と回答し、共に最多となりました。
昨年と比較すると、「フード・おやつ」と回答した方は犬飼育者で7.4ポイント、猫飼育者で10.5ポイントと、犬猫共に大幅に増加しています。一方、コロナ禍における「病気やケガの診療費」は、犬飼育者で5.9ポイント、猫飼育者で14.7ポイント昨年と比べ減少しており、猫飼育者は昨年最多だった「病気やケガの診療費」よりも「フード、おやつ」の支出が大きいと感じる飼育者が増えていることが分かります。

2020年は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、外出自粛などによって自宅で過ごす時間が増えるなど、生活環境が大きく変化した1年となりました。そこで今回は、「コロナ禍における生活環境の変化によるペット関連の支出への影響」についても調査しました。

■コロナ禍において、「フード・おやつ」「おもちゃ」「診療費」の支出が増加
「新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、増加したペット関連支出はあるか」を尋ねたところ、犬・猫飼育者共に「フード・おやつ」がトップとなり、続いて「おもちゃ・遊び道具」、「病気やケガの診療費」(猫飼育者は同率で2番目)の順となりました。

■「特別定額給付金10万円」、約8割の飼育者が、ペットのためには使わず
続いて、昨年支給された「特別定額給付金10万円」について、「ペットのために活用したか」を尋ねたところ、約8割の飼育者が「ペット以外のことに活用した」と回答し、ペットのために活用した飼育者は、2割以下にとどまりました。

さらに、「ペットのために活用した」と回答した方を対象に使途先を尋ねたところ、犬・猫飼育者共に「フード・おやつ」が最多となり、次に「病気やケガの診療費」という結果となりました。


「支出額が大きいと感じるもの」「コロナ禍で増加した支出」など、犬猫飼育者共に「フード・おやつ」「病気やケガの診療費」の支出割合が高い傾向にあります。ペットを飼育するうえで、支出額の大きいこれらの費用に対し、「特別定額給付金」が充てられたケースもあるようです。

続いて、2021年の支出見込みについても調査しました。

■2021年の支出見込み、大半の飼育者が「変わらなそう」と回答、「増えそう」は約2割程度
「2021年のペット関連支出は増えそうか」と尋ねたところ、全体の73.0%が「変わらなそう」と回答しました。一方で、犬飼育者の約25%が「増えそう」と回答しており、4人に1人が増える見込みであると考えているようです。

■2021年に増えそうな支出、約7割の犬飼育者が「病気やケガの診療費」と回答。理由は「ペットの高齢化」
続いて、「増えそう」と回答した方を対象に、「2021年のペット関連支出で増えそうなものは何か」を尋ねたところ、犬飼育者の69.9%、猫飼育者の62.2%が「病気やケガの診療費」と回答し、最多となりました。

さらに、これらの回答を選んだ理由についても尋ねました。
「病気やケガの診療費」を選んだ理由として、「高齢になってきたため」「老齢に伴い検査、治療回数が増えるため」など、ペットの高齢化に伴う診療費増加が要因と考えられる回答が多く挙げられました。

その他、「病気やケガの診療費」と「ワクチン・健康診断などの予防費用」を選んだ理由として、「ペットと一緒にいる時間が増え、体調管理に注意を払うようになったため」「ペットの健康により敏感になり、健康診断などの予防にもお金をかけたいと思うようになったため」など、ペットと一緒にいる時間が増えたことにより、より健康を意識するようになったという回答なども見受けられました。

今回の調査では、昨年と比べ年間支出の合計額の割合に大きな変化は見られなかったものの、その内訳については、「フード・おやつ」の割合が増加するなどの傾向が見られました。
また、コロナ禍において増加した支出についても、同様に「フード・おやつ」が挙がっており、ペットと過ごす時間が増えたことで、よりペットの好みのおやつを探す方、健康を考えて体型や年齢に合わせたフードの購入を意識する方が増えている可能性がうかがえました。

一方で、支出への影響が高い上位には、依然として犬・猫飼育者共に「病気やケガの診療費」が挙がっており、今後もペット飼育者にとって、負担が懸念される支出の1つであることが予想されます。犬や猫の平均寿命が延び、ペットの高齢化が進む中、当社では、ペット保険を利用することでこうした診療費の負担を軽減させ、大切なペットの万が一の病気やケガの際に経済的な心配をせず、ペットに最善な治療を受けていただきたいと考えております。

アイペットでは今後も、ペット保険の提供を通じ、「ペットと人とが共に健やかに暮らせる社会」を目指して、より一層の努力を続けてまいります。

■過去の調査結果
ペットの支出に関する調査(2020)
https://www.ipet-ins.com/info/24835/

【調査概要】
調査対象:全国の犬・猫飼育者
調査人数:985名
調査期間:2021年3月8日~3月16日
調査方法:インターネットにおけるアンケートを実施

■会社概要
商  号 : アイペット損害保険株式会社
代 表 者 : 代表取締役社長 山村鉄平
所 在 地 : 〒106-0032 東京都港区六本木1-8-7 MFPR六本木麻布台ビル
設  立 : 2004年5月
事業内容 : 損害保険業
資 本 金 : 4,119百万円(2020年12月31日現在)

企業プレスリリース詳細へ (2021/03/31-14:47)

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March 31, 2021 at 12:47PM
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