埼玉県内各地に生息する川魚を約40年間研究している金沢光さん(68)=さいたま市=が、その成果をまとめた「埼玉県の魚類」(さきたま出版会)を出版した。87種の魚の魅力を約900点の写真を交えて解説し、埼玉の豊かな川文化を伝える1冊だ。(近藤統義)
金沢さんは県水産試験場に長く勤めた元県職員で、淡水魚を展示するさいたま水族館(羽生市)の開館にも携わった。県魚類研究会を独自に立ち上げ、現地調査などを続けている。
金沢さんによると、過去の記録で県内に生息しているとされた魚は百十六種。新著では、このうち最近の生息実態が不明な種などを除いて紹介し、それぞれの魚の分布や特徴、料理法などを説明している。
特に印象深いのが、見た目がウナギに似たスナヤツメ。なかなか発見できず、入間川で写真を撮るのに数年かかった。
熊谷市の元荒川上流部のみで確認できるムサシトミヨには二十ページ近く割き、求愛のダンスをする産卵行動や地元での保護活動も取り上げている。
絶滅危惧種や国内外からの外来種も多く、研究を始めた当初から河川環境は変化してきた。「その中で魚たちはたくましく生きてきた。本を通して自然環境にも目を向けてほしい」と金沢さん。今後の調査でさらに情報を集め、改訂版を刊行したいという。
二百十六ページ、三千五百円(税別)。主な書店やネット通販で購入できる。
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September 16, 2021 at 05:25AM
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埼玉の魚 じっくり紹介 さいたまの金沢さん、40年の研究成果本に 87種の魅力 900点の写真交え解説 - 東京新聞
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