劣悪な環境で、600頭以上を飼育
9月7日、長野県松本市で、犬を劣悪な環境で飼育していたブリーダーが、家宅捜索を受けました。報道によりますと、飼育していた犬は、600頭以上といわれています。 ニュースの映像では、白い防護服を着た動物愛護団体職員と保健所の職員が、犬を抱きかかえて運び出していました。一般的に、知らない人に抱っこされた犬は、愛想のいい子だとシッポを振って喜びますが、そのような性格でなければ逃げようとするものです。しかし、映像で見る限りどの犬も「心ここにあらず」という感じでおとなしく、じっとしている、というよりも放心状態に見えました。 このブリーダーに対しては、近所の人から「犬の鳴き声がうるさい」「夜中に怒鳴り声が聞こえる」「夏場は、犬の排泄物のニオイがする」などの苦情が行政に寄せられており、それを受けて今回の捜索となりました。 施設内では、ミニチュアダックスフンドやトイプードルなど小型犬を中心に飼育していたようです。犬たちは身動き取れない狭いケージに押し込められて、そのケージが4~6段も積み上げられ、劣悪な環境で暮らしていました。そのうえ、糞尿が垂れ流しになっていたケージもあったといいます。 いわゆる「パピーミル」です。パピーは「子犬」、ミルが「工場」で、つまりパピーミルとは、「子犬工場」という意味です。言ってみればそのブリーダーは、犬を生き物ではなく、「子犬を産む道具」として扱っていたのです。 パピーミルで母犬になってしまうと、一生涯、外に出ることなく、狭くて糞尿だらけのケージの中で暮らす子もいるのです。そのような犬は、広い庭で駆けまわるということすら知りません。 実際に、別の悪質なブリーダーから保護された犬が筆者の病院に来たことがありましたが、怖くて散歩にも行けず、無事に家の外に出るまで数年かかった犬もいました。 「そんなかわいそうな犬がいるのか…」と思いながらも、ほとんどの飼い主やペットを飼っていない人は、どこか“他人事”なのではないでしょうか。しかし今回のような悪質なブリーダーが現れる背景を理解していないと、知らないうちに彼らに「加担」してしまう可能性もあります。
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September 30, 2021 at 06:02AM
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