災害時にペットと避難する「同行避難」について、栃木県内全25市町のうち12市が「全ての指定避難所で受け入れ可能」としていることが、31日までに下野新聞社の取材で分かった。いずれも動物アレルギーのある避難者への配慮などから「人の避難スペースとの分離」が基本。1日で発生から3カ月となる能登半島地震でもペットと飼い主の避難は課題となったが、県内市町も対応を模索している。
「全避難所で同行避難が可能」としたのは宇都宮、佐野、栃木など12市。想定している飼育場所は駐輪場、バルコニーなど避難所ごとに異なる。宇都宮市は、あらかじめ避難所ごとにペットの飼育場所を確保するなどの対策を講じており、担当者は「飼い主が避難をためらわないようにしたい」と話す。
上三川、芳賀の2町は「一部で可能」とした。上三川町は雨風をしのぐ軒下があるのは上三川小のみで、他ではペットが車中避難になる旨を町ホームページで周知している。芳賀は飼育場所を確保できる3カ所での受け入れを想定する。
那須烏山、野木、市貝など8市町は「状況に応じて受け入れる」。那須烏山市の担当者は「拒否はしないが、ペット用の場所などを検討中で『可能』と広報できる段階にない」と説明する。「未定・検討中」とした壬生町の担当者は「場所を確保できるか不透明で、車中での管理をお願いする可能性がある」と話した。
ペットの避難を巡っては、2011年の東日本大震災後の13年、環境省が同行避難を推奨する指針を策定。21年には「避難所での飼養スペースの準備」「ペットの受け入れが可能な避難所の公表」などの項目を設けた自治体向けのチェックリストを公表している。
同行避難が可能であっても飼い主とペットが同じ空間で過ごせるとは限らず、「人命優先でペットまで手が回らない」と明かす自治体職員もいた。
円滑な避難につなげるため、県動物愛護指導センターは飼い主に対し「ペットの受け入れが可能な避難所や飼育方法のルールを事前に確認してほしい」と呼びかけている。
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April 01, 2024 at 03:00AM
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