Thursday, March 7, 2024

滋賀:被災地のペット 救う音色 :地域ニュース : 読売新聞 - 読売新聞オンライン

 「殺処分される犬や猫をなくしたい」――。ジャズトランペット奏者だった亡き夫の思いを継ぎ、動物愛護の活動を続けてきた女性や音楽仲間が10日、能登半島地震で被災したペット支援のチャリティーコンサートを大津市内で開く。女性は「ペットは家族と同じ。被災者を少しでも支えたい」と意気込んでいる。(矢野彰)

 コンサートを開くのは、高島市でペンションを営む浜田才知子さん(61)。浜田さんと、トランペット奏者だった夫の博行さんは、いずれも大の動物好きで、路上で大けがをした猫や県動物保護管理センター(湖南市)に保護された犬を引き取るなどの愛護活動を続けてきた。

 夫婦でセンターを見学したこともあるが、昔は動物を譲渡する仕組みが整っておらず、センターに保護された犬や猫の多くが殺処分されていた。

 処分を待つ動物の姿に心を痛めた博行さんは「まずセンターの現状を知ってもらうべきだ」と、センターで慈善のジャズコンサートを開くことを発案。音楽仲間たちにも協力を呼びかけ、2014年に開催が実現し、約200人が訪れる盛況ぶりとなった。

 「殺処分される犬や猫がいなくなるまで、細く長く続けたい」。そう語っていた博行さんだが、2度目のコンサートを終えた15年秋、心筋 梗塞こうそく で帰らぬ人になった。

 「コンサートはもう無理かも」と悲嘆に暮れた才知

子さんだったが、音楽仲間の励ましと、博行さんの「細く長く」との思いに気持ちを奮い立たせ、翌年以降も開催を続行。活動は10年目を迎えた。

 コンサートは基本的に年度ごとに1回開いており、今年度もすでに開催。2月、集まった寄付金を県庁に届けたが、3月にも再び開くことにした。

 目的は、能登半島地震の被災者とそのペット支援。一緒に活動してきた音楽仲間の実家が能登半島地震で被災したことや、被災地で多くのペットが厳しい環境にいることが気になっていたためだ。

 才知子さんは「ペットは家族と同じで、被災した方の心の支えにもなる。厳しい環境で命を落とさないよう、少しでも助けになれば。夫も応援してくれるはず」と話している。

 10日は、大津市のJR堅田駅近くの「DDPダンス&ミュージックスクール」(本堅田)と、「DDP音楽教室」(真野)の2会場で午後4時~7時に開催。入場無料で、寄付金を募り、石川県の獣医師会の対策本部に寄付する。来場者が多い場合は入れ替え制となる。問い合わせは同スクール(077・548・6283)。

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