写真=避難所でのペットトラブル対応をゲームで学ぶ自治体職員ら(2024年2月15日、富山市で)
受け入れ態勢に残る課題
富山県内で最大1万6000人が避難をした能登半島地震では、ペットも連れて自宅を離れた人も多かった。ペットとの同行避難は国も推奨しているが、飼い主側の準備や避難所の受け入れ態勢には課題もある。専門家は「ペット対策は人の安全対策にもつながる」と語り、早急な環境整備を求めている。
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散歩直前、チワワと避難
「今思えば犬の避難も考えておくべきだった」。8年間、一緒に生活するチワワ「ライ」(8歳・雄)と避難した富山県氷見市の会社役員・升方芳美さんは、そう反省する。愛犬と散歩に出る直前、自宅で揺れに襲われた。近所の知人と声を掛け合いながら避難したが、普段の散歩と同じ身なりで逃げたという。
その日は氷見市ふれあいスポーツセンター(鞍川)に泊まった。愛犬も避難者と同じ場所で過ごせ、配られた備蓄の水をライにも飲ませた。トラブルは起きなかったが、排せつなどで迷惑をかけないよう、2時間おきに施設外に連れ出すなど気を配った。「ドッグフードやケージは準備していなかった。避難が長引けば犬の体調が悪化したり、周囲に迷惑をかけたりしたかもしれない」と振り返る。
国はペットの同行を推奨
環境省はペットとの同行避難を推奨している。取り残された犬が野犬化した東日本大震災の教訓だ。「ペットは家族の一員」という認識も広がり、飼い主の心のケアの観点からも同行は重要とされている。
一方、避難所に身を寄せる人の中には動物が苦手だったり、アレルギーがあったりする人もいる。そのため、同省は避難生活でトラブルが起きないよう、飼い主には日頃のしつけや普段以上の健康管理が求められると指摘している。
県のマニュアルは浸透せず
避難所側も準備が必要だ。富山県は2017年に「動物同行避難所等運営マニュアル」を作成。受け付け時に飼い主からペットの状況を聞き取ることやペットの情報を記載した紙をケージに貼ることを定めるが、「実際に機能するほど浸透していない」(県生活衛生課)のが実情だ。
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May 17, 2024 at 04:05AM
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ペットとの避難、具体策は?能登半島地震を機に富山市で研修会|記事一覧|企業・自治体向け防災情報メディア ... - 読売新聞オンライン
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