桜島を挟んで南北に広がる鹿児島県の錦江(きんこう)湾。水深200メートル以上ある湾央部の海域に潜む深海魚を水産資源として見直す取り組みが静かに進められている。「深海の希少な魚を食べよう」と題してNPO法人・くすの木自然館(同県姶良市)が主催した学習会に出掛け、未知なる味を体験した。
小雨がそぼ降る2月15日朝、垂水市旭町の市民館の調理室には地元漁協の組合員らが集まり、学習会で振る舞う深海魚料理に腕を振るっていた。流し台には、氷と共にぎっしりと箱詰めされた見慣れない魚やエビの姿があった。
用意された魚は、大きな目玉が特徴のオオメハタ、ひょろ長い尾を持つキュウシュウヒゲ、楕円(だえん)形をしたマルヒウチダイなど。提供した垂水市の漁師、大瀬美幸さん(63)によると、いずれも垂水市沖の水深150~230メートルの海域で操業する「とんとこ網(小型底引き網)」で取れたという。
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February 24, 2020 at 02:18PM
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あの味この味:鹿児島・錦江湾の深海魚 地元水産資源の再発見 /鹿児島 - 毎日新聞
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