Tuesday, March 24, 2020

【石川】イカ漁実習生 来日に暗雲 インドネシア 感染拡大 - 中日新聞

能登町・小木 人手不足 出漁遅れも

 新型コロナウイルスの感染が世界規模で拡大する中、毎年インドネシアからイカ漁を学ぶ技能実習生を受け入れる石川県能登町小木港の漁業関係者が、今年の新規実習生約十人が四月に予定通り来日できるか、心配している。同国でも今月に入り感染者が急増しており「渡航制限などで来日できなければ最悪出漁を遅らせる船が出る恐れもある」と注視している。(加藤豊大)

歓迎会で地元関係者と握手するインドネシアの技能実習生ら。今年は、来日の実現が心配されている=昨年4月16日、石川県能登町小木で

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 小木港を拠点にする県漁協所属の中型イカ釣り船十三隻には昨シーズン(昨年六月〜今年二月)、十代〜二十代の実習生約七十人が乗船。技術を学んでもらうのが主な目的だが、高齢化や後継者不足が進む小木港の人手不足を補う面もある。

 今年新たに加わる約十人は四月一日に来日し、約一カ月間の語学や漁業実技の研修をする予定。今季県内から出漁予定の十一隻のうち数隻に分かれ、早ければ五月に一部実習生が太平洋のアカイカ漁に出る計画だった。

 ところが、インドネシアでは、今月二日に初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されると、二十三日までに五百数十人まで拡大。日本外務省によると、同国は現地時間の二十日以降、国民の不要不急な海外渡航の延期を勧告しており、さらなる拡大も考えると技能実習生らが来日できるかどうか不透明な情勢だ。

 県漁協小木支所担当者によると、中型イカ釣り船の乗員は一隻あたり約九人で、そのうち技能実習生は四人ほど。「実習生が一人でも欠ければ作業の負担が大きくなる。船は一度海に出ると一カ月以上は戻らず、船によっては出漁を遅らせる判断をするかもしれない」と懸念する。その上で担当者は「来日できても、もし空港で長期の待機が必要となれば、研修が行えず五月の出漁に影響が出る。感染がこれ以上広がらないことを願うしかない」と話している。

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