Monday, April 6, 2020

宮城)タピオカそっくり?気仙沼で魚竜化石 - 朝日新聞社

 タピオカを連想させる黒い球状の歯が並んだ頭骨の化石が、気仙沼市の中生代初期(約2億5千万年前)の地層から見つかった。欧州や北米で見つかっていた海生爬虫(はちゅう)類・オムファロサウルス類の一種とみられ、日本では初の発見。新しい種の可能性もあるという。東京都市大(東京都)の中島保寿(やすひさ)准教授らが、このほど学会で発表した。

 同市本吉町大沢海岸で、東大生が4年前に発掘。研究室に持ち込まれた化石から石や土を取り除いたところ、直径5ミリほどの球状の歯が29本、びっしりと並んでいた。「黒光りしてブラックタピオカそっくりだと思った」と中島さん。この歯板でエビなど甲殻類やアンモナイトの硬い殻を押しつぶし、中身を食べていたらしい。

 約2億5200万年前、シベリアの火山の大噴火を機に地球が温暖化し、酸素が不足した海では、ほとんどの生き物が絶滅したとされる。その中で陸上から進出し、海洋に適応していったのが、魚竜類と呼ばれる海生爬虫類だ。

 オムファロサウルスは球状の破砕型の歯が特徴。ほかに、南三陸町歌津などで発掘された歌津魚竜(ウタツサウルス)が知られているが、こちらは鋭くとがった歯を持ち、魚類などを捕食したとみられる。

 中島さんは「この時期に現れた海生爬虫類の食性が多様で、大量絶滅から急速に生態系が回復したことを示す。三陸海岸域には貴重な化石を産するジオサイトが多く存在し、その保全活動も重要だ」と話した。(石橋英昭)

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