Wednesday, April 22, 2020

岡崎の暴れん坊チキン、からあげGP最高金賞 八丁味噌などで味付け - 中日新聞

「暴れん坊チキン」自慢の唐揚げと店主の射り口さん=岡崎市康生通東で

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 岡崎市康生通東の唐揚げ店「暴れん坊チキン」が今年一〜四月に開かれた「第十一回からあげグランプリ」(日本唐揚協会主催)の中日本・味バラエティー部門で最高金賞を獲得した。店主の射り口和八(いりぐちかずや)さん(46)は「地元の皆さんの応援のおかげ」と喜んでいる。

 グランプリは、インターネット投票で部門ごとに日本一を決める。「手羽先」「しょうゆダレ」など調理方法や味、さらに一部を地域分けした計十一部門ある。暴れん坊チキンはこれまで中日本・味バラエティー部門で四年連続金賞を受賞していたが、最高金賞は県内初の快挙。今回は全十一部門で八百九十四店舗が参加した。

 暴れん坊チキンは二〇一五年に開店。キッチンカーでの出張販売も手掛ける。豊田市出身の射り口さんは以前、スーパーの総菜部門で仕入れを担当していた。総菜で唐揚げがよく売れることから「自分で好きなように作ってみたい」と出店を決意。研究熱心で、開店前には全国の百店舗以上の唐揚げ店を回り歩いたほどだ。

中日本・味バラエティー部門で県内初の最高金賞をたたえる賞状=岡崎市康生通東で

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 店では多い日に一日約十万個が売れる人気の唐揚げにはこだわりがある。県内産の鶏肉を使い、味付けは岡崎特産の八丁味噌(みそ)味や足助産の塩を使ったハーブソルト味など計十五種類。化学調味料は使わない。射り口さんは「地元食材を使った、安心安全の唐揚げが評価されたと思う」と振り返った。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、現在はテークアウトのみだが、「ピンチはチャンス。こういう状況だからこそできることがある」と射り口さん。新メニューの開発や家庭用の冷凍販売も考えている。「感謝の気持ちを忘れず、これからもコツコツ揚げていきたい」と話した。営業は午前十一時〜午後七時。(問)暴れん坊チキン=0564(28)0018

(土屋あいり)

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