静岡県の名物として親しまれている「うなぎボーン」を製造する吉田町川尻のカネキ水産（松下金吾社長）が静岡地裁に民事再生法の適用を申請したことが２３日、分かった。新型コロナウイルス感染症の拡大で売り上げが落ち込んだことが影響した。５月から、観光土産品総合卸売の敷島屋（浜松市西区）が事業を引き継ぐ。
カネキ水産によると、負債額は約６千万円。原料となるウナギの高騰で以前から経営状況は悪化していたが、新型コロナの感染拡大でサービスエリアや駅の売店からの注文が急減。経営再建が困難になった。これまでも取引をしていた敷島屋が事業を承継し、従業員９人の雇用は維持されるという。
１日から敷島屋が新たに「株式会社カネキ水産」を立ち上げ、同町の製造所は同社の「吉田工場」となる。松下社長は「日本一おいしいうなぎボーンを目指して製造を続ける」と話した。
カネキ水産は１９８０年代創業。うなぎボーンはウナギの骨を揚げた菓子。生産量は年間約８トンで、県内で２番目という。
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April 24, 2020 at 05:23AM
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カネキ水産、再生法申請 うなぎボーン製造、敷島屋が事業承継｜静岡新聞アットエス - ＠S［アットエス］ by 静岡新聞
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