Sunday, June 14, 2020

一之輔、3カ月ぶりの紅ショウガ天そば…「不要不急の味」と評す〈週刊朝日〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース

*  *  *  ここ3カ月、外出といえば「ラジオ出演」「スーパーへの買い物」、そしてたまーに「散歩」。4月から「落語の生配信」が加わったが、外出の頻度は激減だ。また仕事とはいえ、外出してるときの『後ろめたさ』たるや。用が済んだらダッシュで帰るもんね。緊急事態宣言が解除され、そろそろその『後ろめたさ』もなくなるのだろうか。  先日のラジオ出演のとき。家で昼飯を食べてこなかったため小腹が空いて「もうそろそろいいかな」と3カ月ぶりに行きつけの立ち喰いそば屋にむかった。行きつけと言っても、店員と仲良く会話するような関係ではない。ただの「名もなき常連客」。店は緊急事態宣言解除の後、開け始めたようだがお客はまだ少ない。換気のためにトビラは開けっ放し。  注文はもちろん紅ショウガ天そば。以前このコラムでも書いたが、私は紅ショウガ天そばが大好き。「なぜわざわざ紅ショウガを天ぷらに?」という素朴なギモンを跳ね返すほどの、あの酸味と塩っけと食紅パワー。自粛中、自宅で天ぷらを揚げたが紅ショウガは揚げずにいた。だってうちで紅ショウガ揚げないよ。山菜や海老があるんだもの。わざわざそばにのせないよ、紅ショウガなんか。このザ・不要不急なかんじに親近感をおぼえるのだ。落語家=紅ショウガ天そば、と言ってもよいのではないか?  券売機の前に消毒スプレーがあり、手に「シュッ」とやる。もう慣れたな。習慣は恐ろしい。これが無いと若干不安になるくらいだ。380円。交通系電子マネーが使えないのでコイン投入。出来れば「ピッ」で終わりたいが仕方なし。お釣りを取ったら、また手に「シュッ」。  店員さんはみなマスク着用。そば茹で係のおじさんとおぼしき人は、二重のマスクの上に透明のフェイスガードまでしていた。白い衛生帽に汗が滲んでいる。そばの湯気でフェイスガードが曇って真っ白だ。「顔面にぼかしを入れられた人」みたいになってるよ。ゴム手袋をして「ほい、ほまつぼうはまへす」。恐らく「はい、お待ちどうさまです」か。湯気と汗の染みた二重マスクは、人の滑舌を馬鹿にさせるようだ。

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June 14, 2020 at 02:00PM
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