Friday, June 26, 2020

ペット関連株、在宅勤務普及が買い材料(市場点描) - 日本経済新聞

株式市場でペット関連株が注目を集めている。在宅勤務の普及に伴い猫などの飼育数が増えると見込まれるからだ。智剣・Oskarグループの大川智宏最高経営責任者(CEO)は25日付のリポートで「テレワークをきっかけとした生活環境の変化が後押しして、『ネコノミクス』(猫による経済効果)が始動する」としている。

関連株の2月末から6月26日までの上昇率を見ると、ペットショップを展開するアレンザホールディングスが31%。ペット用品専門商社のあらたが16%、ペット関連ベンチャー企業に投資するドリームインキュベータが9%。同期間の日経平均株価の上昇率(6%)を上回る。

大川氏は「コロナ後もテレワークが定着することで在宅時間にゆとりが生まれる」という。ペットフード協会の2019年の調査によると「十分な世話ができない」「日中留守番させるのがかわいそう」との理由から猫を飼えないという人が多い。在宅勤務普及がペット飼育のハードルを下げると同氏はみる。

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