いわき市の合同会社「はまから」は１日、同市久之浜町の浜風きららに鮮魚店「おさかなひろば『はま水（すい）』（久之浜水産）」をオープンさせた。魚を楽しむ加工・直売スペースや交流スペースを設けた新しい形態の鮮魚店で、久之浜漁港に水揚げされる魚で漁師と市民、子どもをつなぎ、海と人の距離を縮める挑戦が動きだした。
昨年９月に久之浜魚市場が再開したが、東日本大震災後、町の魚屋がゼロになった。アンコウやカレイなど同漁港に水揚げされる「常磐もの」も多く、同社が流通を生むため鮮魚店復活を計画、港町の子どもが海や魚に関心を持てるよう学びの場も兼ね備えた。
この日は、アンコウのテープカットでオープン。大人はヤナギガレイの干物やムシガレイ、ホウボウなど新鮮な魚を買い求め、子どもたちは久之浜で水揚げされる魚の名前を当てる魚タッチや魚拓体験など、「みんなの魚屋」の合言葉通りに漁師や市民であふれた。
はまからのプロジェクトマネジャー榊裕美さんは「皆さんに教わった魚のおいしさ、海の素晴らしさ、地域の暮らしを今度は、私たちが後世に伝えていきたい」と話した。
営業時間は午前１０時～午後４時。不定休。
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February 02, 2020 at 07:53AM
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いわきに鮮魚店「はま水」オープン 久之浜の魚『食』と『学』 - 福島民友
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