Sunday, July 12, 2020

別れた相手への「報告」を楽しみに生きてみる ペットロスの人にしいたけ.さんがアドバイス〈AERA〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース

*  *  * Q:去年、愛猫を17歳で亡くしました。以来、楽しいことがあっても「これからあの子のいない人生なんだ」と思ってしまいます。人生の半分以上を共にした愛猫の死は耐えがたいもので、優しく寄り添ってくれた存在が大きすぎて、今後の人生を過ごすのがつらいです。愛猫も望んでいないと思いますが、後ろ向きになってしまいます。(31歳/てんびん座) A:長年一緒に過ごしたペットは、親友兼、家族兼、神様みたいなもの。「他に好きなものを見つけなよ」とアドバイスされることがあるかと思いますが、すべて無視してください。なぜなら代わりになるものはいないからです。  あなたの場合は特に、猫ちゃんの存在によっていろんな感情を表に出せていたのだと思います。ペットの前だと、家族にも言えないようなことを話せたりするし、言葉づかいも人間対人間とは違いますよね。「あらあらどちたのー」みたいな感じになる。そのコミュニケーションはすごく大事な気がします。  てんびん座は、動物に対する愛情表現がすさまじくて、どこか人間に対しては最後の一枚で心を許していない人たちが多いです。だから愛猫家、愛犬家、子ども好きも多い。「どちたの?」って言える相手には心を開くんですが、大人に対しては営業モードみたいになってしまうんですね。

 自分にとって一心同体だったペットを忘れることは絶対できないし、忘れなくてもいいのだと思います。では、どうやって前に進めばいいのか。例えば失恋なんかも同じですが、時間を無理に前に進めることの大変さって、海で流れに逆らって沖に向かって泳いでいく感じ。いきなり進むんじゃなく、浅瀬にいる時間が大事だと思うんです。  つらいかもしれないけど、SNSの動物の動画とかを見て「あらあらどちたの」というコミュニケーションをやってほしいんです。そのたびに飼っていたペットを思い出してしまうし、悲しくなってしまうし、切なくなってしまう。でも、ちゃんと1週間に1回悲しみの時間に戻る、ということを自分で決めたほうがいい気がするんですよね。最愛のペット以外の人とも知り合っていかなければいけない時に、「あらあらどちたの」というコミュニケーションは、自分の感情を伝えるいい練習になると思います。普段できない感情表現や、心のあり方を外に出してくれるから。  僕も犬を飼っていたことがありますが、犬のほうがどうしても人間と比べて寿命が短い。でも、自分が死んだらどうせまた会うと思ってるんです。そのときに「あの後はこういう人生だったよ」って報告することを楽しみに生きている部分があったりします。  あなたとの時間があったからその後の人生でこういう経験ができたとか、こういう人とこんな思い出を共有できたとか、死に別れた相手にとってみたらそういう話は嬉しいんじゃないかな。そう勝手に想像しているんです。 ※AERA 2020年7月13日号

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