新型コロナウイルスの感染が東京など全国的に再拡大する中、あらためてさまざまな備えの必要性が指摘されている。飼い主が感染した場合の犬や猫をはじめとしたペットの行方もその一つ。県内では医療提供体制が整い、陽性確認後の入院などが速やかに行われる一方、感染者が短時間でペットの預け先を見つけるのは難しい。福島市では飼い主の感染により、飼い猫が取り残されたケースもあった。万一の際、「家族の一員」の居場所を確保するための事前の備えが大切だ。
「責任持ち育てたい」
「自分に何かあった時の猫の預け先を考えていきたい」。6月に三春町の県動物愛護センターを訪れ、生後2カ月ほどの小猫を譲り受けた伊達市の会社員男性(49)はこう話した。「動物の命を預かるので、責任を持って育てたい」と表情を引き締める男性は母親と2人暮らし。自分が感染した場合は母親がペットの世話をし、2人とも感染すればペットホテルなど専門的施設に預けたいと考えている。
短時間での確保困難
福島市で飼い猫が取り残されたケースは、感染確認後、入院までの短時間で預け先を見つけられなかったのが原因という。市保健所がやむを得ず飼い主の退院まで猫を預かったが、県内の保健所は本来、ペットの預かり業務は行っていない。市保健所衛生課動物愛護係の担当者は「市民の命を守るための緊急措置だった」とあくまで例外の対応だと強調する。猫は他の収容動物と別の部屋で保護したが、スペースに余裕はなく、こうした予期せぬ事態で新型コロナ対応をはじめとする本来の業務に支障が出る恐れもある。担当者は「いざというときの預け先など、日ごろからの備えはペットを飼う人の責務。新型コロナに限らず、緊急時の対応を考えておいてほしい」と求める。
民間もサービス展開
ペットの預け先について、県食品生活衛生課の担当者は「知人やペットホテル、動物病院など感染時にペットを預かってくれる場所を(事前に)見つけておいてほしい」と呼び掛ける。東京都獣医師会は、飼い主がペットを預ける準備のポイントや感染者のペットを預かる際の消毒方法、簡易防護服の作り方などの対策をまとめた資料をホームページで公開している。ペット保険大手「アニコム損害保険」は感染した飼い主が入院や隔離生活を送る間、専用施設でペットを預かるプロジェクト「ステイアニコム」を展開。こうした民間サービスも登場している。
子猫を飼うのが念願だったという伊達市の男性は、子猫のため、例えばビールのお替わり我慢し、その分のお金をためる「つもり貯金」をしたいと考えている。「有償でも、動物の扱いに慣れたところの方が安心できる」。感染した場合に備え、自宅近くで一時預かりを受け付ける施設があるかどうか調べるという。
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July 26, 2020 at 07:39AM
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飼い主がコロナ感染...家族の一員・ペット!預け先事前に備える - 福島民友
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