Wednesday, September 16, 2020

ペットも家族の一員、一緒に楽しむキャンピングカー旅で気をつけたいこと(朝日新聞デジタル&[アンド]) - Yahoo!ニュース

【&M連載】キャンピングカーで行こう!

キャンピングカー仲間を見渡してみると、ペット連れで旅を楽しんでいる人がたくさんいます。いえ、むしろペットのためにキャンピングカーを買った、という人が多い印象です。今回は久しぶりに、ペットとキャンピングカーの関係について考えましょう。     ◇

犬用ライフジャケットにケージ、シャワーも

「キャンピングカーでペットを連れて旅をする」。この願いは洋の東西を問わないようです。 アメリカのキャンピングカー用品店をのぞくと、キャンピングカー旅に便利な様々なペットグッズが並んでいます。 車内で使うものはもちろん、RVパークやキャンプ場など、滞在先で使うのに便利なものもあります。旅の期間中、ペットのトイレゴミなどをキープする袋や箱、脱臭剤や、一緒にアウトドア遊びを楽しむための犬用のライフジャケットまであります! ヨーロッパだって負けていません。 ドイツの有名なビルダー、ハイマー社のアクセサリーカタログには様々な愛犬用品が載っています。 単にロゴが入っただけの首輪のような商品がある一方で、なかには「キャンピングカー先進国だなあ」と感心させられた装備もあります。例えば、ダイネット(食事などを行うダイニングスペース)に固定できるペットケージもそうです。 ケージ本体は柔らかい材質で作られており、走行中に万が一の事故があった場合、少しでもペットがケガをしないように配慮されています。 また、一台まるごと「ペット連れ仕様」にした車もあります。リア部分に常設ベッド(人間用!)がありますが、その下はまるごとペットケージ。ベッドと同じ面積があるので、大型犬でも十分だし、ペットのストレスも少ないでしょう。

脱走、車酔い予防 連れ出すなら最大限の配慮を

さて、海外の事情をうらやんでばかりいても始まりません。日本には日本の楽しみ方があり、以下のように、注意すべき点もいろいろあります。 1.運転の妨げにならないように! キャンピングカーに限った話ではありませんが、車内で自由に動き回れる状態で動物を同乗させている人がいます。「うちの子は慣れてるから」というおつもりでしょうが、それでは万一の事故のとき、大切な家族もペットも守れません。それどころか、その大切なペットが、事故の原因になってしまうことすらあるのです。走行中は、ペットが運転の妨げにならないよう注意が必要です。 ケージに慣れている子なら、走行中はなるべくケージに入っていてもらいましょう。ケージが苦手なら、少なくともリードを装着して、そのリードを車内に固定しましょう。 ちなみに、我が家のペットは猫たちですが、基本はケージにペットシーツを敷いています。どうしてもケージが苦手な子がいた時代には、車両のリアに猫トイレがあるので、そこにはアクセスできるように、しかし運転席まわりには近づけないように、フェンスで仕切りました。 2.脱走に注意! これは、実は私も経験済みのトラブルです。無事に見つかるまでは生きた心地がしませんでした。旅先で緊張していたのか、何かに興奮したのか、当時若かった猫が、ドアを開けた瞬間に飛び出したのです。楽しいキャンプが一転、大捜索大会に。徹夜で探し、明け方無事に捕獲したときは腰が抜けるかと思いました。 そこで得た教訓は、「網戸はしっかり固定する。動物が押したぐらいでは開かないようにする」「ドアを開ける際は十分注意する」ということです。 我が家のキャンピングカーはエントランスと網戸が連動するようになっていましたが、あえて別々になるように加工しました。出入りするときにはドアと網戸をいちいち開けなければならなくなりましたが、旅先でペットに脱走されるよりははるかにましです。 それでも万が一逃げてしまった場合に備えて、スマホで位置がわかる迷子デバイス(首輪型発信機など)を利用するのも有効です。体内にマイクロチップを入れておけば、どこかで保護されても身元がわかるので、必ず帰ってきてくれるはずです。 3.車酔いを予防する ペットも車酔いすることがあります。暑くもないのにパンティング(口を開けてハァハァ荒い息をする)したり、嘔吐するようなら、それは車酔いです。 人間の勝手な都合で連れ出すのですから、酔いやすい子にとっては迷惑以外の何ものでもありませんが、こればかりは最大限の配慮をしてあげることしかできません。車酔いする場合は、いきなり長距離を走らないこと。ごく近所への外出から始めて、少しずつ距離を伸ばして慣らしていくことが肝心です。 うちにも酔いやすい雌猫が一匹いますが、不思議なことに行きは酔うのに、帰りには酔いません。また、毎週末のように出かけていると酔わないのに、間が空くと、また酔います。つまり、外出で緊張することも関係しているようです。 その雌猫の場合は、自分の匂いのついたお気に入りのバスタオルを一本、ケージに入れてあげるだけでかなり改善しました。 また、獣医に連れていくケージと、遊びに行くケージを分けるのも有効だとか。旅先でおいしいものをボーナス的にあげる、いつもより余計に遊んであげるなど「この車で出かけると楽しいことがある」とわからせるのもいいようです。 今から20年前、我が家もまさに「ペットのために」、最初のキャンピングカーを購入しました。当時は猫4匹+犬1頭でしたが、今は猫6匹。毎度てんやわんやのペット連れ旅ですが、各地で得難い思い出を残してくれます。人間の身勝手でつき合わせるのですから、最大限に配慮してあげたいものです。 ■著者プロフィール 渡部竜生 キャンピングカージャーナリスト。サラリーマンからフリーライターに転身後、キャンピングカーに出会ってこの道へ。専門誌への執筆のほか、各地キャンピングカーショーでのセミナー講師、テレビ出演も多い。著書に『キャンピングカーって本当にいいもんだよ』(キクロス出版)がある。エンジンで輪っかが回るものなら2輪でも4輪でも大好き。飛行機マニアでもある。旅のお供は猫6匹と妻ひとり。

朝日新聞社

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September 17, 2020 at 10:04AM
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