Sunday, February 21, 2021

2月22日は「猫の日」 猫と消費者とペットビジネス市場の最新調査まとめ - ITmedia マーケティング

 日本では毎年2月22日が「猫の日」(にゃんにゃんにゃん)として定着しつつあります。産経新聞社が産経リサーチ&データに委託して実施した「猫に関する意識調査」(2021年2月12〜17日)によると、「日本では2月22日が『猫の日』だということを知っていますか」という質問に対して32.9%の人が「知っている」と回答しました。「聞いたことがある」(17.6%)と合わせると過半数の人に認知されていることが分かります。

(出典:産経新聞社)

猫の日にしたいことはSNS投稿

 同調査で「猫の日にしてみたいこと」としては回答の多い順に「猫の写真・動画・イラストをSNSに投稿する」(33.7%)、「猫の映像を動画サイトで見る」(12.5%)、「猫が出演するテレビ番組を見る」(11.2%)などが挙がりました。

(出典:産経新聞社)

猫は家族? 恋人? 神?

 猫と暮らす人たちは1日の生活の中でどのくらいの時間を猫に費やしているのでしょうか。CCC MARKETING HOLDINGSが猫を飼っている男女2007人を対象に実施した調査によると、男性で最も多い回答が「30分〜1時間未満」(32%)で、女性で最も多い回答は「1〜3時間未満」(32%)でした。「3時間以上」の割合は女性が男性の約3倍で、総じて女性の方が猫に時間を費やしていることが分かりました。

(出典:CCC MARKETING HOLDINGS)

 猫と暮らす人たちにとって猫とはどのような存在なのでしょうか。「家族の一員」「恋人」「神に近い存在」という3つの項目について5段階で聞いたところ、家族の一員と思う(「そう思う」「まあそう思う」の合計、以下同)男性は94%、女性は98%でした。恋人だと思う男性は24%、女性は35%。神に近い存在だと思う男性は17%、女性は33%でした。3割を超える女性が猫を、家族よりも特別な存在と見なしているようです。

(出典:CCC MARKETING HOLDINGS)

2020年度のペット関連総市場規模は1兆6242億円の見込み

 高まる猫愛を背景に、猫を含むペットビジネス市場も堅調に成長しているようです。矢野経済研究所の調査によると2019年度のペット関連総市場規模は、小売金額(末端金額)ベースで前年度比101.7%の1兆5705億円(推計)でした。2020年度は新型コロナ禍で消費者の在宅時間が長くなったことからペットと過ごす時間が増え、前年度比103.4%の1兆6242億円を見込んでいます。

ペット関連総市場規模推移と予測(出典:矢野経済研究所)

 同調査によると、ペットフード分野において「年々飼育者のプレミアム(高付加価値商品)指向が強まる傾向が見られる」ということで、その背景には「外出自粛で旅行や外食への支出が減少する中でペットにより良いフードを与えたい」と考える飼育者の存在があるようです。こうしたことから、ペット関連総市場全体は2020年度以降も拡大傾向が続きそうです。


 猫のQOL(Quality of Life:生活の質)に投資して、猫と暮らす人の幸福度が高まり、経済も回るという好循環。猫好きのインサイトを理解し、猫市場の活性化に向けてマーケティング視点で貢献できることはいろいろとありそうですニャ。

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