以前は1万円ほどだったんですが、こういった高級魚の取引価格がコロナ禍で大幅に落ち込んでいるんです。
窮地に立たされている福岡の漁業関係者を取材しました
玄界灘に面した福岡市西区の玄界島。
人口500人ほどのこの島は漁業がさかんなことで知られています。
◆久保田健嗣さん
「クエとかになったら大きい、20キロとか30キロとか、トラフグになれば1匹何十万円とかって、そういう魚を自分で実際に捕りたいとずっと思っていたけど、今の状況だったら良い魚を捕ってきても結局お金にもならない」
島の漁師、久保田健嗣さん(30)。
2020年12月に自分の船を持ち、漁師として独り立ちしたばかりです。
◆久保田健嗣さん(当時15)
「島の人がみんな顔見知りとかで仲がいいし、魚もいっぱいとれるし、緑もあるし、言うことがほとんどないような島だから」
15歳のときの久保田さん、玄界島で生まれ当時から漁師になることが夢でした。
高校を卒業してからは、漁師としての独り立ちを目指して叔父の船で働いていました。
2020年12月、久保田さんの船・龍正丸はコロナ禍という荒波の中でスタートを切りました。
◆久保田健嗣さん
「漁のことも慣れないといけない中で、でも魚を捕ってこないと乗組員にも給料をやれない。でも魚が安いから困ったなって」
船頭として乗組員1人の生活も背負っています。
クエやトラフグといった高級魚一本で勝負しようと高価な機材を購入しましたが、全く使わないまま近場の魚を狙う日々を送っています。
◆久保田健嗣さん
「設備まで入れたら私の船で6000万円いくかいかないかくらい。乗組員には給料を払わないといけない。私はただでもいい、船の分だけ返せればって思う」
緊急事態宣言で飲食店が時短営業している影響で、トラフグやクエなど高級魚の価格はこれまでの半分以下になるなど大幅に下落。
玄界島にいる約100人の漁師の生活に大きな打撃を与えています。
◆漁業協同組合玄界支所 松田武治会長
「(2度目の)緊急事態の波の中にもまれるようになりました。(漁に)行けば燃料は1万~2万はかかる。エサ代も、サンマを使っているけどそのサンマがことのほか高い」
◆漁師・宮川幸大さん
「飲食店の人は補助があるからいいけど、自分たちははっきり言ってマイナス。乗組員に対して給料がやれないような状態」
さらにコロナ禍は漁業の将来にも影を落としています。
◆漁師・井上幸喜さん
「(小学生の)子どもは跡をついでやりたいと言っているんですけど、今のこの状況じゃ考えどころ。うちも代々続いてきた船だから自分の代でつぶしたくないという思いはある」
今、まさに岐路に立たされている福岡の漁業。
それでも島の漁師たちは玄界島の将来をつないでいきたいと考えています。
◆久保田健嗣さん
「玄界島は人口も結構減っている中で玄界を活気づかせたい。逃げ腰じゃなくて攻めの方に行かないと、弱音ばっかり吐いていてもどうもならない」
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February 05, 2021 at 06:30PM
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