ドイツでは在宅勤務をする人の増加に伴って、ペットの需要が急増している。そこに目を付けた不法業者が、東欧から犬を大量に密輸しているのだ。 カールステン・プルエッカーさんは犬のシェルターを運営している。保護する犬の増加が、シェルターの運営を圧迫しているという。「犯罪組織が関与する子犬の取引は、これまでも行われてきた。大きなギャングが東欧から犬を密輸して、ドイツで売るのだ。いまではギャングに加えて、個人までもが東欧から犬を密輸して売っている」 密輸された犬の治療や検疫の費用を、シェルターが負担することも珍しくないという。犬を闇市場で売買するのは犬にダメージを与えるだけでなく、思いがけない病気を犬が患っていて、飼い主が高額な治療費の請求に苦しむことになる可能性もある、とプルエッカーさんは警告する。 一部の犬種は値段が高騰している。例えばダックスフントの場合、1年前はおよそ1000ユーロ（約12万9000円）だったが、いまは3000ユーロ（約38万7000円）にまで値が上がっている。 動物愛護団体は、ペットを購入するときは信頼できる業者を利用するよう呼び掛けている。それと同時に、ペットはロックダウンの間だけでなく、一生大切にすることが大事だと訴えている。
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February 25, 2021 at 02:30PM
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