Tuesday, March 23, 2021

ペットと避難あり方模索 浪江で離散経験の五十嵐さん 鳴き声などで居場所課題に - 中日新聞

保護猫に餌を与える五十嵐浩子さん=岐阜県高山市の「にゃんliving」で

保護猫に餌を与える五十嵐浩子さん=岐阜県高山市の「にゃんliving」で

 二〇一一年三月に発生した東日本大震災でペットと長期間、離れ離れになった経験をもとに「ペット防災」の啓発活動などに力を注ぐ人がいる。福島県浪江町から同五月、岐阜県高山市に移住した五十嵐浩子さん(37)。「私と同じつらい目にあってほしくない」。災害時のペットの避難のあり方はどうあるべきか、模索を続ける。 (横田浩熙)

 「放射能漏れの恐れがあります」。避難を呼び掛ける浪江町役場の放送を防災行政無線で聞いたのは、東京電力福島第一原発で事故が発生した翌日。同町で暮らしていた五十嵐さんは、夫と義母、当時五歳と三歳の息子二人と町内の山間部へ、慌てて避難した。「二、三日で帰れるだろう」と考え、愛犬二匹と愛猫二匹は自宅に残したという。

 だが、実際には放射能から逃げるように数日おきに遠くの避難所へ転々と移る生活の始まりだった。「迎えに行きたい」と思いは募ったが、自家用車のガソリンが不足。「家族の一員であるペットを見捨てるのは心が痛かった」と話す。

 愛犬二匹と再会したのは震災発生から二十四日後。インターネットを通じ保護を依頼した広島市の動物愛護団体が避難所まで連れてきてくれた。さらに一家が高山市に移住後、...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

Let's block ads! (Why?)



"ペット" - Google ニュース
March 23, 2021 at 02:00PM
https://ift.tt/3f55ibA

ペットと避難あり方模索 浪江で離散経験の五十嵐さん 鳴き声などで居場所課題に - 中日新聞
"ペット" - Google ニュース
https://ift.tt/2tAHruJ
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

No comments:

Post a Comment