広島ニュースTSS
がんばる広島人を応援するコーナー。今回は、飼育放棄された犬や猫などの里親探しに取り組んでいる団体に注目しました。巣ごもり生活も追い風にしたペットブームの光と影も見えてきます。 広島市佐伯区湯来町にある犬や猫の保護施設、「みなしご救援隊犬猫譲渡センター」です。 【センター長・佐々木博文さん】 「ここは、一般家庭で飼えなくなった、犬猫を保護して、次の飼い主を探す活動をしています」 施設には、こたつの中でくつろぐ猫や、日向ぼっこをしながらウトウトする猫たちが、ノンビリ、暮しています。そんな、犬猫の保護施設を作ったきっかけは? 【センター長・佐々木博文さん】 「僕はもともと、20年前ごろにペットショップをやっていまして、そのころはちょうど、日本が空前のペットブームだったんですよ。そのときにふと調べると、犬猫の殺処分数が当時はピークで、25万頭くらいの犬猫が、毎年毎年殺されていたんですね。 それはなぜなんだろうと考えたときに、ペットショップが、詳しい説明もせずに乱売していたのでそれで、やっぱりイメージと違った手に負えなくなった、かみくつとか、トイレを覚えないという理由で、飼育放棄される方がけっこういたんですね。ということは、これはペットショップが原因なんだと僕は気が付いて・・・」 佐々木さんはペットショップと共に保護施設を運営していましたが、10年前にペットショップを閉め、安佐北区の店舗を譲渡センターの広島本部に。 その後、東京支部を設立し、去年1月には、湯来町に第2シェルターを開設しました。 そんな、湯来町の施設で、猫たちの部屋を掃除する女性の姿が…。 【ボランティアスタッフの女性】 「一部屋の掃除に、1時間はかかると思います」 譲渡センターのSNSで、ボランティア募集の告知を見つけ、やって来たというこちらの女性。施設では、毎日2~3人のボランティアが掃除や餌やりを行っていて、スタッフは、随時募集しているということです。 【ボランティアスタッフの女性】 「これだけの猫ちゃんがいると、エサの消費が半端じゃないんですね。全部、支援物資でいただいたものなんですけど、1か月もしないうちに、すぐなくなります」 譲渡センターでは、犬や猫の食事だけでなく、毛布や、使わなくなったペットのおもちゃなどの支援物資も受け付けています。 【センター長・佐々木博文さん】 「うちは、いろんな理由で一度、手放された犬猫たちなので、次にこの子たちが、どこに行ったら幸せになれるのか、この子たちのための生き場所を探す活動をしているので、人のためじゃないんですね」 佐々木さんが、こうした思いにかられるのは「ペットを飼う」ということに対する飼い主の責任感や覚悟が薄らいでいると感じるからです。 【センター長・佐々木博文さん】 「去年は、非常事態宣言が出て、学校が休みになったり、会社も自宅勤務が余儀なくされたりと、暇だからということで、プチペットブームが発生しまして、すごく犬が売れたらしいんですよ。 だけど、いざ飼ってみたら、世話が大変だった、しつけが上手いこといかないと模索しているうちに、学校が始まったりとか、仕事が始まったりで、どうしよう!もう飼えないじゃないか!ということで東京支部の方では、ペットを手放す人がけっこう多かったですね」 1回目の緊急事態宣言が解除されて以降、東京支部で保護した子犬のうちペットショップで購入してわずか1カ月で手放された犬は10頭にのぼるそうです。 【センター長佐々木博文さん】 「だから、誰にでも譲渡するわけにはいかないので。1か月間、トライアルといって、試しに飼ってもらう「模擬飼育」を行う。実際に飼ってみないとわからないことが、たくさんあるので。飼ってみて、この子なら大丈夫ってなった時点で、正式譲渡しています」 この日、湯来町の施設を、模擬飼育を終えた家族が訪れていました。 【譲渡センタースタッフ】 「特にテツは高齢になるので、半年に1回くらいのペースで、血液検査をしてあげてください」 【里親になる家族】 「この子がもう高齢なので、最後の家族を見つけてあげたいと言われたので、幸せにしてあげようかなと。3週間くらい模擬飼育をして、トイレを覚えることが、ちょっと難しかったこともあったので、テツが楽に生活できるように、いろいろと準備しながら、今日から正式譲渡で家族です」 【譲渡センタースタッフ】 「犬によって性格やクセが違うので、最初の見た目やイメージだけじゃなくて、実際に、家に連れて帰られて、この子と暮らすのがどれだけ大変かというのを理解したうえで、ちゃんと最期まで看取れるなという確信を得てもらわないと、同じことを繰り返しちゃうので、そういう期間をしっかり見てもらってから、家族みんなで決めてほしいです」 【センター長・佐々木博文さん】 「昔は、「殺処分ゼロ」を目標に掲げていたんですけど、いまはもう、「無責任飼い主ゼロを目指して!」をスローガンとしてやっているんですね。 とにかく飼う前にもう一度考えてくださいと、本当に最後まで飼えるんですか?犬も猫も寿命があるので、長い子は20年生きます。 ということは、20年先の自分はどうなんだろう?家族にアレルギーはないのか、お金をちゃんと負担することができるのか、もし自分に何かがあったら、どこか預けるところがあるのかどうか。 ということをしっかり考えて、それでも飼えるということになれば、ぜひ飼っていただきたいんですけれども、そうでなければ、いまは飼う時期ではないので、飼うのをやめた方がいいかなと思います」
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March 22, 2021 at 04:39PM
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