Plankton Air: ＜食べて応援！＞活魚料理魚竹創業80年の職人技堪能

Wednesday, May 19, 2021

刺し身や天ぷらの盛り合わせを紹介する松井さん＝渋谷区で

　「いらっしゃいませ！」威勢の良い声が店に響く。タイ、シマアジ、スズキ、ボタンエビ−。新鮮な魚を使った刺し身や天ぷらの盛り合わせ、海鮮丼が地元客やビジネス客らに人気だ。

　恵比寿と渋谷の間、明治通り沿いに鮮魚店として八十年前に開業し、現在は四代目の松井昇社長（５４）が同じ場所で活魚料理店を営む。

　店内で目を引くＬ字形の広いカウンターは、生きの良い魚をさばく板前の職人技を目の前で堪能できる。個室もあり、家族連れで気兼ねなく楽しめる。換気や消毒、仕切り板を設置し、感染対策を徹底する。

　長引くコロナ禍で、試行錯誤を重ねた松井社長。ランチは、昼に少しぜいたくをしたい客に合わせたメニューを展開し、弁当は、注文を受けてから作る「幕の内弁当」や「刺身弁当」が好評だ。今春、デリバリーとテークアウトの専門店「デリタケ」を下北沢に開店し、手応えを感じているという。

　「八十年続いている店の名に恥じないサービスや商品の開発に精進します」と力強く語る。（長竹祐子）

　渋谷区東２の２４の６。電０３（３４０６）１６５７。最寄りはＪＲ、東京メトロ恵比寿駅徒歩７分。日曜、祝日定休。緊急事態宣言中は短縮営業で、午前１１時半〜午後２時半、午後４時〜８時。

Plankton Air