Sunday, August 1, 2021

温暖化?南の魚水揚げ相次ぐ | 株式会社 三陸新報社 - sanrikushimpo.co.jp

 31日の気仙沼魚市場北売り場は、珍しい水揚げが相次いだ。いずれも本来は暖かい海に生息しており、気仙沼・本吉沿岸では以前は見られなかった魚だ。買い受け人からは「地球温暖化が影響しているのでは」との声が聞かれている。
 キメジは南三陸町歌津の定置網・港網で取られた2匹で、重さはいずれも12キロほど。昨年、本吉町の日門網に40キロと50キロのキハダが入った。通常、キハダ、キメジを水揚げするのは、沖合で操業するはえ縄船や巻き網船だ。
 イセエビは主産地が三重で、北限が千葉という。気仙沼魚市場では「3年ぐらい前から年に2、3匹見られるようになった」(買い受け人)といい、31日に揚がった体長20センチほどの1匹が今年2匹目。
 「台風明けが影響しているのか分からないが、海水温が上昇しているからでは」と魚市場職員。買い受け人も「キメジが定置に入るということは温かい水が沿岸に寄っているということ」と話す。
 31日は定置網で取られたタチウオも大量に揚がり、一部はタンクに入れられて販売された。主産地が愛媛のタチウオも暖海性の魚で、気仙沼魚市場では東日本大震災前は定置網に若干入る程度だったが、一昨年に一気に増え、年間数トン単位での水揚げとなり、今年は31日現在で4トンとなっている。
 このほかにも、日本海で多く取れるノドグロ(アカムツ)が水揚げされるなど異変を感じさせる魚が見られる。ある買い受け人は「将来、熱帯魚のような魚が気仙沼で見られるようになる―という話も冗談でなくなるかも」と話していた。

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