Friday, September 3, 2021

ペット防災「犬や猫の災害への備え」~いざという時実際に必要な準備は?専門家の獣医師さんに聞きました~ - tenki.jp

では、実際に具体的にはどのような事に気を付けながら準備したらいいのでしょうか。Pet Clinicアニホス院長で博士・獣医学、獣医師の弓削田直子先生に話を聞きました。

―ペットフードの備えについて
『日頃食べているペットフードの備蓄も必要です。多くのご家庭では、ドライタイプのフードを与えていると思います。1袋開封したら1袋購入しておき、常に備蓄された環境にしておくことがお勧めです。また、「水」の確保が難しい場合に備えて、水分含有量の多いウェットタイプやシチュータイプの缶詰やパウチを備蓄しておくと、水分摂取の一助となります。これらのフードは「消費期限が迫った際には食餌の際に与え、新しい物を購入し備蓄する」といった「循環備蓄」を心がけることも大切です。』

―災害発生後の犬や猫の援助について
『災害時はヒトの生命が第一となりますが、少し時間が経過(災害規模により異なりますが、平均的には1週間が多いようです)しますと犬や猫の援助にも手が差し伸べられるようになります。療法食も供給される機会も増えつつありますが、いつも食べているメーカーの療法食とは限りません。体調が許せば、効能が同じ異なるメーカーの療法食に馴れておくことは、いざという時に良いでしょう。
療養中でお薬を服用している場合には、常に1週間程度余裕のある状態にしておき、多少の水濡れに耐えうる状態で保管しておくことが望ましいでしょう。そして、想定外の様々な状況に備えて、服用しているお薬の内容を把握しておくことは非常に重要です。』

―マイクロチップ装着について
『2019年6月に「動物愛護及び管理に関する法律」が一部改正され、犬猫等販売業者は、犬猫の個体識別のためのマイクロチップの装着が義務付けられました。また、犬猫等販売業者以外や改正法成立以前にご家庭に迎え入れた犬猫の場合のマイクロチップ装着については、努力義務となっています。災害時にはマイクロチップは非常に役立ちます。マイクロチップ装着には、ごく稀にある種の検査機器を使用する際の障がいとなることがあります。メリットデメリットを良く理解して装着することをお勧めします。』

犬や猫の災害対策も普段からの準備が大切です。大切な家族の一員でもあるペットの災害への備えにぜひ参考にしてください。

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September 03, 2021 at 03:00PM
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