Thursday, November 11, 2021

<ペット考現学>(21)身近になったフクロモモンガ(下)/野生に近い環境整えて - 河北新報オンライン

好物の果物を食べるフクロモモンガ

 前回に引き続きフクロモモンガの記事を書いていきます。いざ飼育するとなれば、動物種に合わせた適切な環境を整えてあげることがとても大切になります。

 食餌に関して言えば、昆虫や果物、樹液などの他に、卵や小型の鳥類、爬虫(はちゅう)類も捕食していることが確認されていますので、野生下で食べていたものを用意したいところです。でも、それが飼育をする上での必須条件となれば、ごくわずかな人しか飼育ができなくなってしまいますね。そのような食餌の問題を解決するために、ペットショップではフクロモモンガ専用のフードを販売しており、これによって食餌に関する問題が解決され、多くの方が飼育を楽しめるようになりました。

 専用フードは、フクロモモンガを健康に飼育するために必要な栄養素を含んだ餌で、人工飼料とも呼ばれ、栄養はもちろん、フクロモモンガが好みそうな匂いや固さ、食べやすい大きさになっています。幼体のころから食べているものであれば、ペットとしてお迎えしても引き続き専用フードを使用すれば問題なく飼育をすることが可能です。

 しかし、ここでみなさんに知っておいていただきたいことがあります。エキゾチックアニマルと呼ばれる生き物たちの多くは犬猫のようにペット飼育をするために長い年月をかけて品種改良がされてきたわけでありません。よって野生の習性なども強く残っています。野生では自分で昆虫などを取り食する、または木の実をむいて食べるなど、一言で食事といってもバラエティーに富んだ方法を取っています。これらは採食本能を満たすために必要なアクションであり、飼育下でも野生下の行動に近いことをさせることでその本能を満たし、ストレスが緩和され、より健康な個体になると言われています。

 ペット飼育をしているフクロモモンガにも人工飼料だけではなく、果物や比較的入手しやすいミルワーム、コオロギといった昆虫を与えるなど、その個体が好むものを見つけて定期的に与えることが大切な健康管理の一つになります。他にも、本来野生で行っている立体的な運動(高いところから低いところへ滑空するなど)ができるように高さと幅のあるケージを用意してあげる、または定期的にケージから出して運動させる習慣をつけることで運動不足の解消と飼育下で陥りやすい肥満予防にもつながります。

 人が動物を飼う上で「その動物の生息している野生環境を理解し、その環境にできるかぎり近づける」ということはとても大切な考え方だと私は思います。現在では理想の環境に近づけるためのアイテムがペットショップなどでも豊富に販売されていますので、それらを上手に使いこなしながら動物たちにとって快適な環境を整えて健康で楽しいペットライフを楽しんでほしいと思います。(仙台総合ペット専門学校 教務課長)

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