信州大などの研究チームは1日までに、長野県松本市の上高地に生息するニホンザルが冬場にイワナ類やサケ科魚類を餌として越冬をしていることが、ふんのDNA解析で判明したと発表した。研究チームによると、サルの仲間は冬の間植物を食べ、極力動かずに過ごすと考えられてきたが、魚類捕食の実態が確認されたのは、世界初という。
研究は17年から19年までの冬に行い、上高地を流れる川沿いで複数のサルのふんをサンプルとして採取。DNA解析でイワナ類やサケ科魚類を餌として日常的に食していたことが判明。打ち上げられた死骸ではなく、河川から捕らえて食べている可能性が高いと判断した。
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