Plankton Air: 寅年にちなみ「魚虎」と「虎魚」魚津水族館に見に来て

Monday, January 3, 2022

富山湾で２７年ぶりに確認されたヒトヅラハリセンボン＝魚津市の魚津水族館で

　魚津市の魚津水族館は今年の寅（とら）年にちなみ、漢字で「魚虎」と表記するハリセンボンの仲間で、富山湾では二十七年ぶりに捕獲が確認された希少種ヒトヅラハリセンボンと、「虎魚」と表記するオニオコゼを展示している。二十三日まで。

　ヒトヅラハリセンボンは体長一五センチ。十一月二十四日に射水市沖の定置網に掛かった。水族館によると一九九四年十一月に魚津市沖で捕獲されて以来という。背中の斑点が人の顔に見えるのが名の由来との説もあり、漢字で表記すれば「人面魚虎」となる。

　オニオコゼは三匹を同じ水槽で展示。色素異常で黄色に見える二匹と通常色の黒い一匹。比べると黄色の鮮やかさがよく分かる。　（松本芳孝）

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