流通網が発達し、全国各地のご当地グルメを気軽に取り寄せられる時代になっても、地元でさえなかなか味わえない食材がある。
「ゴッコ」。カサゴ目ダンゴウ科のホテイウオ(布袋魚)を青森県深浦町岩崎地区ではそう呼ぶ。
ふだんは深海に生息するが厳冬期に産卵のために沿岸に寄ってくる。刺し網などで捕れるほか、海岸に打ち上げられたものを拾って食べることも多いそうだ。
ぶつ切りにして煮て食べる。ぷるぷるした皮やぷちぷちした卵の食感が好まれるらしい。流通量は少なく、青森市内でお目にかかったことはなかった。
1月中旬、岩崎地区の産直施設で「フェア」があると知り、出掛けた。雪道を車で3時間以上。昼すぎに到着したが、ゴッコは見当たらない。その日は水揚げが10匹ほどしかなく早々に売り切れたのだという。対面できたのは、つぶらな瞳の着ぐるみキャラ「ごっこちゃん」だけだった。
入荷することは前の日に確認していたが、取り置きしてもらえるよう念押ししなかった詰めの甘さが敗因だった。「幻の魚」に出会えるよう、来季のリベンジを誓った。
(青森総局長 大友庸一)
関連リンク
関連タグ
"魚" - Google ニュース
February 05, 2022 at 08:10AM
https://ift.tt/Nkd5c48
デスク日誌(2/5):幻の魚 - 河北新報オンライン
"魚" - Google ニュース
https://ift.tt/BFrEMxm
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
No comments:
Post a Comment