豊田通商は24日、滋賀県日野町で廃棄されたペットボトルから原料の樹脂を再生する工場を稼働させたと発表した。総事業費は約80億円。自動販売機のごみなどに多いラベル付の廃ペットボトルを中心に集め、年4万トン分の原料を生産する。環境対応を進める飲料メーカーへの供給をはじめる。
豊通が65%を出資し、物流会社の中央倉庫など3社と運営会社を設立した。工場の外には中部や関西を中心に集められ、潰された廃ペットボトルの塊が整然と並ぶ。破砕や洗浄、異物の選別など約15の工程を経て、細かいフレーク状にする。その後、ペットボトルの原料樹脂である粒状のポリエチレンテレフタレート(PET)に加工する。
廃ペットボトルは、9割以上が自販機やコンビニなど事業者由来の想定だ。こうしたペットボトルはラベル付きで捨てられ原料への再利用が難しいが、最新鋭の破砕機など複数の工程を追加して選別しやすくした。廃ペットボトルの重量のうち70%分ほどが原料に戻り、コストは直近の原油市況では非リサイクル品より1.5倍ほど高いという。
国内で販売したペットボトルは9割が樹脂として再利用されているが、再びペットボトルの原料になるのは15%程度だ。ほとんどが食品包装や繊維になり、廃棄後は焼却されるケースが多い。飲料メーカーでは化石燃料の使用を減らすため、再びペットボトルに戻す「水平リサイクル」へのニーズが高まっている。
豊通は国内のPETの取り扱いで高いシェアを持つ。既に複数の国内大手飲料メーカーへ再利用した原料の供給が決まっているという。
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October 24, 2022 at 09:00AM
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豊田通商、ラベル付きペットボトルも水平リサイクル - 日本経済新聞
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