コロナ禍での需要拡大も相成り、ペットブームが加熱する昨今。インスタなどのSNSに投稿したペットの写真や動画がバズり、一躍人気者になるケースも。そこからインフルエンサーとして活動したり、CM出演やLINEのスタンプ、グッズ化されることも増えている。飼う人が多くなったことで、自身のペットをタレントにしたい飼い主の欲求も高まっているという。タレント活動は個人でもできるが、ペット系の事務所に所属するのもひとつの方法だ。多種多様な事務所が存在する中、所属するメリットや注意点について聞いた。
【画像】お願い~こっち向いて~!スタッフ苦戦中?思い通りには進まない ペット撮影
■プロダクション選びの注意点 オーディションの方法にもそれぞれ違いが
ペットのタレント活動は、SNSのみで個人で活動する場合と、撮影モデルにもなりたい場合はペット専門のタレント事務所に所属する場合の大きく2パターンに分かれる。
SNSでPR投稿をするようなインフルエンサー業務であれば、個人でも活動可能。しかし、ペットの撮影は、原則「動物取扱業」を持っていないとできないため、飼い主がその資格を持っていない場合は、事務所に所属することになる。(※)
また、プロダクションはペット専門の事務所から、人間のインフルエンサーも所属するところなど様々。所属に料金がかからないところもあれば、所属時に年会費や写真撮影料、スクール参加費などが必要な事務所も。
規模はもちろん、プロダクションによってオーディションや活動方針がそれぞれ異なるため注意が必要だ。オーディションで所属を決めるペット専門型、老舗ペットショップが運営する事務所、一般応募は受け付けていないプロダクションなど、タイプはさまざま。
優秀な逸材を抱えているものの、オーディションが厳しい事務所もあれば、オーディション自体が極めて少ない会社も。5年前からペット専門プロダクションを運営するanicas(アニキャス)もオーディションの機会は少なめだが、それには理由があると言う。
「オーディションの回数が少なく大変申し訳なく思っておりますが、所属したからには何かお仕事をご依頼したいので、むやみに増やすことはしていないです。基本的なトレーニングをしっかりできているか、飼い主さんとの信頼関係ができているか、そしてペットの生活環境などを大事にしてあげているか、といったことを中心に、審査を行なっています」(anicas・栗原紘子さん)
また、同社では、インフルエンサー特化型の飼い主には、普段の投稿のクオリティーや、会話をしながらペットをどのように大切しているかなども審査。撮影モデルとしても活躍したい場合は、オンラインとリアルの両方でオーディションを行なっている。
複雑な審査のため、他事務所に受かっていても落選するケースもある。会社によって基準は異なり、資格を持っていない事務所や、事故が多い会社、多様な撮影案件があるかのように勧誘してくる事務所などもあるので、選ぶ際はよく確認したい。
※「動物取扱業」の資格を持っていなくともできるタイプの撮影もなかにはあるが「原則」資格が必要。
■事務所に所属するメリット&デメリット、個人活動に潜む落とし穴も
では、事務所に所属するとどのようなメリットがあるのだろうか。
一つは、事務所が窓口になることで、クライアントとの交渉をスムーズにし、問題がないかをきちんと確認できる点だ。
「インフルエンサーさんの場合、日々多くの依頼がいろいろな会社からDMなどで舞い込んできます。あやしい会社もあったりするので、弊社で調べて良い案件か悪い案件か、情報提供したりしています」(栗原さん)
個人のインフルエンサーの場合、クライアントと揉めた場合は、泣き寝入りするしかない場合も多いという。事務所に所属することで、揉めごとを未然に予防したり、問題が生じた際にも解決することができ、法律的な面で大切なペットを守ってもらえる利点がある。
また、ペット撮影の仕事は、同社のような「動物取扱業」の登録事業者でないと原則行なってはならないことになっており、無登録の企業なのにペットに直接依頼してしまうこともよく発生しているという。登録事業者の役割は様々で、専門知識を元に、実際の撮影現場で危険な環境でないかをチェックしたり、無茶なお願いをされないようをされないように付き添い、ペットが楽しく安全に過ごせるようにケアしているため、依頼側も引き受ける側も、ペットのためによく調べることも必要だ。
また、撮影現場での物の破損、人をケガさせてしまった場合の対応についても、事前に確認が必要だ。anicasでは独自の保証制度を作り、最大1億円の保険に加入し、対応できるように努めている。
逆にデメリットはというと、とくにインフルエンサー特化の場合に多い。依頼のDMに「事務所に所属しているので連絡窓口はこちらになる」と伝えるとフェードアウトしてしまった、という話がよくあるそうだ。事務所を通すため、かなりお金(依頼料など)がかかると思われたり、あるいは本当に怪しい依頼であったり、という可能性もあるという。「“ご自身を守る力”のある方でしたら、所属せず個人でも活躍できると思います」と、栗原さんは言う。
撮影は関東圏が多いので、地方在住の場合は不利になるケースも多いが、事務所によっては自宅でできる仕事も。同社でも、動画や写真を自宅で撮影して企業に提供したり、新商品のSNS投稿、バラエティー番組のロケなど、幅広い仕事を対応している。
自分のペットが活躍できる事務所がどれか、事務所選びは難しい。しかし、大切なペットを活動させる前に、オーディションの方法だけでなく、所属後にお金がかかるかどうか、仕事内容、評判、補償制度など、様々な角度から調べてから疑問をクリアにしてから臨むと、安心して活動ができるようになるだろう。
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