Tuesday, June 27, 2023

調味料で初半田市とミツカンがペットボトルの水平リサイクルに関する協定を締結 - PR TIMES

■本協定締結の背景

近年、環境への配慮や資源を有効活用するという観点から、プラスチック資源の循環を促進する動きがますます活発化しています。2022年4月にはプラスチック資源循環法(正式名称:プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律)も施行されました。

日本においては、使用済みペットボトルのリサイクル率は86%※1と高いものの、その多くがペットボトル以外のシートや繊維にリサイクルされており、使用後は焼却処分となるか、リサイクルしたとしても数回でリサイクルの循環が止まってしまいます。一方で、ペットボトルにリサイクルされれば、繰り返し何度もリサイクルが可能となります。このような、ペットボトルからペットボトルへのリサイクルのことを“「ボトルtoボトル」水平リサイクル”といいます。

本協定により、半田市において排出・回収される使用済みペットボトルを「ボトルtoボトル」水平リサイクルとして繰り返しリサイクルすることが可能になります。ミツカンはこのリサイクルペットボトルを一部商品に使用していきます。

半田市は、「第2次半田市環境基本計画(2021→2030)」の取り組みの5つの柱のうちの1つに「資源循環社会」を掲げており、3Rの推進や、廃棄物の適正な処理に取り組んでいます。

半田市に本社を置くミツカンでは、2018年に10年先の未来への約束として「ミツカン未来ビジョン宣言」を策定し、その中の1つのビジョンとして「人と社会と地球の健康」を掲げています。ペットボトルの資源循環としては、飲料業界では飲料を想定したメカニカルリサイクルペットボトルの安全性評価がすでに論文化されており、商品への使用が拡大しておりましたが、調味料では中身の性質や製造工程等が飲料のそれらとは異なるため、メカニカルリサイクルペットボトルは広く普及していませんでした。そこで、調味料におけるリサイクルペットボトルの安全性評価を検証した論文※2を2022年4月に公表し、ほぼすべての液状調味料・食用油の容器にメカニカルリサイクルペットボトルを適用できることを確認しました。このことを機会にミツカンは、液体調味料商品へのリサイクルペットボトルの使用を見据え、安定的なリサイクル樹脂を確保したいと考えていました。

今回、半田市の「資源循環社会」、ミツカンの「人と社会と地球の健康」という両者のビジョンが一致し、協定を結ぶことになりました。

※1・・・「PETボトルリサイクル年次報告書2022」より

※2・・・液状調味料および食用油におけるメカニカルリサイクルペットボトルの安全性評価を食品4社(株式会社Mizkan、キッコーマン株式会社、キユーピー株式会社、日清オイリオグループ株式会社)で合同で実施し、2022年4月に、成果を論文として公表しました。

https://www.mizkan.co.jp/company/news/detail/220510-90.html

■半田市長 久世 孝宏のコメント

世界中で環境問題が大きく取り上げられるなか、限りある資源を有効に活用し、資源循環社会を実現することが求められています。このことは、当市においても、喫緊の課題であると認識しています。

当市では、第2次半田市環境基本計画の取り組みの柱である「資源循環社会」の実現のため、今後もさらにごみ減量施策を進めていきたいと考えています。

 このたび、株式会社Mizkan様と協定を締結していただけることとなり、大変感謝しております。ペットボトルの水平リサイクルの推進により、市民のみなさまがプラスチックごみの削減や環境問題を考えるきっかけになることを期待しております。

■株式会社Mizkan 代表取締役社長兼CEO 吉永 智征のコメント

ミツカングループは、1804年、この愛知県半田市で創業し、以来変わらず半田市に本社を置き、知多半島、半田市に育てられ、また、支えられ、ともに歩んでまいりました。この度、創業の地である半田市様と協定を結ばせていただくことができ、大変うれしく思います。

ミツカングループでは「ミツカン未来ビジョン宣言」で「人と社会と地球の健康」を掲げ、地球の健康と人のいのちを育むために、自然の営みに感謝し、学び、人の健康だけでなく、社会の健康や地球の健康にまで広げて考えていくことを宣言しました。

半田市様とは過去、さまざまな取り組みをすすめてまいりました。2021年には、半田市民のみなさまの健康増進を目指し、「お酢15ml体験プログラム」も半田市様の協力のもと推進しましたが、今回の協定締結は、半田市様と市民のみなさまとともに資源循環型社会、持続可能な社会の実現へと貢献していく第一歩だと考えております。

今後も一層、半田市様、半田市民のみなさまとの連携をすすめ、半田市様の持続的な発展に寄与してまいりたいと思います。

【参考資料】

■ボトルtoボトル 水平リサイクルについて

①   使用済みペットボトルは、リサイクル業者にて粉砕され、フレークになります。

②   異物除去のため洗浄されます。

③   除染、結晶化を経て、リサイクル樹脂になります。

④   リサイクル樹脂を原料に、ペットボトルメーカーでリサイクルペットボトルに成形されます。

⑤   商品を製造する工場で、リサイクルペットボトルに液体が充填され、商品になります。

■使用済みペットボトルの流れ

①   半田市において排出・回収される使用済みペットボトルは、リサイクル業者に買い取られ、リサイクル樹脂になります。(再資源化)

②   リサイクル樹脂を原料に、ペットボトルメーカーがペットボトルに成形します。

③   成形されたペットボトルはミツカンの工場に納品され、ミツカン商品の容器として使用されます。※3

※3・・・半田市において排出・回収されるペットボトルより再生されたリサイクル樹脂相当量のリサイクルペットボトルをミツカンが商品に使用することを指します

■半田市について

半田市は、名古屋市の南、中部国際空港の東にあり、知多半島の中央部東側に位置しています。昭和12年に誕生し、平成20年の春には人口が12万人に達しました。古くから海運業、醸造業などで栄え、知多地域の政治・経済・文化の中心都市として発展してきました。

半田市の象徴は、「山車」・「蔵」・「南吉」・「赤レンガ」。山車祭りの歴史は古く、300年余の歴史があり、その伝統や文化を現在に受け継いでいます。春に曳き廻される山車は、精緻を極めた彫刻、華麗な刺繍幕、精巧なからくり人形などが備えられ、その壮観な姿は「はんだびと」の誇りです。なかでも「亀崎潮干祭の山車行事」は、ユネスコ無形文化遺産に登録され、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。また、5年に一度、各地区の山車31輌が勢揃いする「はんだ山車まつり」は50万人もの観客が訪れます。

詳しくは、https://www.city.handa.lg.jp/kikaku/shise/gaiyo/shokai/handashi.htmlをご覧ください。

■ミツカングループについて

ミツカングループは、1804年の創業以来、219年にわたって、お寿司や鍋料理など、常に新たな食の提案を続けてまいりました。2004年にグループビジョンスローガン「やがて、いのちに変わるもの。」を掲げ、2018年には10年先の未来への約束として「ミツカン未来ビジョン宣言」を策定しました。「人と社会と地球の健康」「新しいおいしさで変えていく社会」「未来を支えるガバナンス」の3つのビジョンを掲げています。

今後も、「ミツカン未来ビジョン宣言」の実現に向け、多くのステークホルダーのみなさまとともに、「生活共創価値」を築くことができる取り組みを推進してまいります。

詳しくは、https://www.mizkanholdings.com/ja/をご覧ください。

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