Saturday, April 13, 2024

物価高でもペットの「おやつ市場」好調、健康志向高まり新規参入相次ぐ…飼育頭数は微減 - au Webポータル

(写真:読売新聞)

 犬や猫のペット市場で「おやつ」の販売が伸びている。コロナ禍で飼い主の在宅時間が増えたことをきっかけにペットの「おやつ習慣」が広がり、ペットの長寿命化を受けた健康志向の高まりも市場拡大を牽引(けんいん)している。物価高が進む中でもペット関連分野での買い控えは見られず、好調な市場へ新規参入する企業も相次いでいる。

 「おやつ市場にはまだまだ拡大の余地がある」

 日用品大手ライオン傘下のライオンペットの木村裕次常務取締役は、売り上げを伸ばすペット用おやつに期待を寄せる。特に好調なのが、歯みがきを兼ねたおやつだ。犬や猫がおやつの弾力ある素材をかむことで歯垢(しこう)除去効果が期待できるという。昨年の犬用歯みがきおやつの売り上げは前年比で11・7%増えた。

 ユニ・チャームは、ペットケア事業の売り上げが2023年に1394億円となり、18年比で1・7倍になった。昨秋には森永製菓と共同で、森永のビスケット「マリー」ブランドの犬用おやつを発売。ユニ・チャームの広報担当者は「ペットに良いものをあげたいという飼い主の思いは年々高まっている」と語る。

 ペットフード協会によると、国内の犬と猫の飼育頭数は微減傾向だが、飼育にかける費用はむしろ増えているという。民間調査会社インテージによると、コロナ禍前、ペットフード市場は横ばいで推移していたが、20年以降は毎年増加している。おやつの販売金額は、23年は17年比で1・4倍に増えた。インテージの木地利光アナリストは「値上げで買い控えが生じている人間の食品と比べ、ペット用はおやつなどの高単価商品を購入する動きが活発で市場を押し上げている」と指摘している。

 堅調なペット市場に参入する企業も増えている。

 エステーは22年に参入し、猫用消臭剤などを展開。昨年12月には花王の猫用システムトイレ事業を取得するなど関連投資を加速している。ロート製薬は、22年に全国でペットショップを運営するAHB(東京)と業務提携し、ペットの健康を支える商品開発などの事業展開を検討している。

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