Thursday, July 4, 2024

新潟の現代アート、これが「松ペ」だ!! 長岡市「松田ペット」の看板、全国にファン急増中♡ 半径10キロ以内に500枚!一匹一匹の ... - 新潟日報デジタルプラス

 

 ビーグル、チワワ、ヨークシャーテリアが描かれた「例の看板」を知っていますか。新潟県長岡市のペットショップ「松田ペット」(松ぺ)の看板で、すべて手描き。まるで人間の顔のように一枚一枚表情が違い、ファンも多いです。500枚ほどあるこの看板は、長岡市の本社から半径10キロ圏内だけに展開していたのですが、先日、直線距離で70キロも離れた県北のまちでも発見されました。新潟県内にとどまらず全国的にもファンが急増中の「松ペ」に迫ります。(報道部・平賀貴子)

松田ペットの外観。個性的なペットの絵に囲まれ、松田保夫社長の世界観を体感できる=新潟県長岡市

 「松田ペット」は1973年、前身の「松田商展」として創業しました。犬、猫のほか、ペットグッズの販売、トリミングも行っています。

 松田保夫社長(80)は映画館で見た手描きの看板にほれこみ、かつて映画館で看板絵師として活躍した小千谷市の近藤看板店の近藤忠男さんに製作を依頼しました。当時のモチーフは金魚、インコなど松田商展で扱っていたペットが中心でした。猫を描いた時期もありましたが、世間の流行などを考慮し、最終的にビーグル、チワワ、ヨークシャーテリアのデザインに落ち着いたそうです。

 
 
(写真上から)松田商展時代の看板、デザイン会社に発注したものの松田保夫社長の趣味に合わず撤去された看板、ビーグルとヨークシャーテリアを描いた看板

 近藤さんが1枚1枚、描く人間味あふれる動物の絵は長らく、一部の好事家の間で話題でした。

 人気に火がついたきっかけは、同人誌「例の看板 フォトグラフ・コレクション」です。看板が多くあることで知られる長岡市在住の新稲(にいな)ずなさんが、切れ味鋭い文体でまとめました。「例の看板-」では写真をふんだんに使っていて、初心者にも魅力が存分に伝わってきます。

「例の看板 フォトグラフ・コレクション」(新稲ずな著)の表紙

 その後、人気番組「月曜から夜ふかし」などテレビ番組に度々、登場。看板がカプセルトイのキーホルダーやポーチになったり、高速道路のサービスエリアでグッズが販売されたりするなど、全国でファンが増えています。

 
松田ペットの関連グッズ。県外にもファンの輪が広がっている

 さて、前置きが長くなりました。今回、記者が松ペ看板を新たに発見したのは新潟県の北部にある新発田(しばた)市です。新発田城の城下町として発展しました。看板があったのは、新発田市大手町1にある自家焙煎(ばいせん)コーヒー店「三角フラスコ」です。

三角フラスコは、アイスで知られる「スギサキ」の元店舗を改装し、元気に営業中だ=新発田市

 松ペは看板の設置方針を決めていて、これまで長岡市の本店から半径10キロ圏内にしか設置していませんでした。記者が知る範囲では長岡市と同じ中越地方の見附市、出雲崎町、小千谷市で看板を確認しています。松ペ本店から新発田市の三角フラスコまでは直線距離で71キロ。設置範囲の外のまちに、なぜ看板を出したのでしょうか。...

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July 03, 2024 at 10:00AM
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