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冬が旬のブリの中でも特に有名なのが、富山湾の定置網で捕獲され、氷見漁港で競られたブランドぶりの「ひみ寒ぶり」です。そんな「ひみ寒ぶり」が競られる氷見漁港には、獲れたての新鮮な魚が食べられる「魚市場食堂」が併設されているということで、どんな新鮮な魚が食べられるのか気になったので実際に食べに行ってきました。
魚市場食堂 - きときとひみどっとこむホームページ
https://www.kitokitohimi.com/site/gourmet/uoichibashokudou.html
魚市場食堂は「ひみ寒ぶり」の競りが行われる氷見漁港の2階にあります。氷見漁港は最寄り駅の氷見駅から徒歩で16分程度。
漁港に近づいてくると「魚市場食堂」という看板が立てかけられているので、指示に従って進みます。
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漁港ということで複数の漁船を横目に進んでいくと……
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地方卸売市場氷見魚市場と書かれた建物が現れます。その一角に「魚市場食堂」と書かれた入り口があるので、入って階段を上ると……
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氷見漁港内部を2階から見下ろすことが可能となっていました。ちょうど氷見漁港に訪れたのはお昼の時間帯だったため、魚の箱詰め作業などが行われていたのですが、朝の時間帯なら競りが行われている様子も見られる模様。
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漁港ではまさに「ひみ寒ぶり」が箱詰めされているところでした。
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漁港のまさに真上に魚市場食堂があります。ちょうどお昼の時間帯ということで、お店の外には新鮮な魚を食べに来たというお客さんで列ができていました。
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お店の入り口部分にはウェイティングボードが用意されているので、まずは名前を書いてしばし待機。なかなか見る機会のない漁港の中が見学できるので、写真をパシャパシャ撮っていると……
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あっという間に入店できました。年末年始の繁盛期ということで、ウェイティングボードに名前を書いて料理を注文するまで30~40分かかりました。
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店内には「本日入荷のお魚」というボードもあり、この日は焼魚が「マダイ」、フライは「ヒラマサ、サワラ」でした。
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魚市場食堂の基本メニューはこんな感じ。獲れたての魚を使った海鮮丼の「氷見浜丼」や、オススメの地魚を盛った「お刺身定食」、富山県の名産品「白海老刺身」、氷見の名産品「氷見うどん」、さらには漁港っぽくない裏メニュー感あふれる「食堂ラーメン」なるものもあります。
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加えて、冬のシーズンは「ひみ寒ぶり」メニューも登場。メニューとしては「ひみ寒ぶり」の刺身・丼・しゃぶしゃぶ・焼き、さらにはぶり大根なども用意されていました。
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というわけで諸々注文して席でしばし待機。各テーブルにはあらかじめカセットコンロが置かれています。
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注文からわずか5分ほどで、丼物や定食にセットで付いてくる漁師汁が土鍋で提供されました。その他のメニューが提供されるまで、漁師汁を食べながら待てるようになっているわけです。なお、以下の写真には2人分の漁師汁が土鍋に入っています。
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漁師汁には複数種類の魚の身と粗(アラ)、すり身、白ネギなどが入っています。
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土鍋にはだいたいお椀に3杯強分くらいの漁師汁が入っていました。
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漁師汁にはアラが大量に使われているので、骨は多めですが、その分、魚のうまみがしっかりと出ており味わい深く仕上がっています。すり身はとても柔らかで、魚特有の臭みも少なくすり身が苦手という人でも問題なく食べられそうです。
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続いて提供されたのは、冬限定の「寒ぶりしゃぶしゃぶ」(税別1500円)。
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ぶり6切れのほかに、白菜やニンジン、しめじ、えのきなどが付いています。
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最初は鍋にふたをしておいて、出汁が沸騰したら……
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野菜を投入。
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そしてぶりをしゃぶしゃぶします。表面がほんのり色づく程度でOK。
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ポン酢に大根おろしと薬味を入れて食べます。寒ぶりは非常にうまみが凝縮されていながら、脂もしっかりのっており、口の中であっという間に溶けてしまいます。しゃぶしゃぶすることで適度に脂分を落とし、ポン酢でさっぱりと食べられるので、脂っこいという印象は一切なし。もちろん新鮮なため臭みもありません。
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続いて、提供されたのは「氷見浜丼 はんさ盛(大盛)」(税別2290円)。これに合わせて漁師汁と一品もの、漬物が付いてきます。氷見浜丼はヒラマサ・サワラ・おまかせ白身魚が盛り付けられた海鮮丼となっており、この日のおまかせはメジナでした。切り身はそれぞれ12枚ずつ計36枚盛り付けられており、とてもボリューミー。
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丼のサイズをiPhone 11 Proと比較すると以下の通り。高さはiPhone 11 Proの3分の2オーバー。
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丼の直径はiPhone 11 Proと同程度。
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淡いピンク色の切り身がメジナ。3つの魚の中で最もクセが少なく臭みもなくあっさりとした味わいで、甘めの醤油との相性がピッタリ。
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表面が軽く炙られているのがヒラマサ。メジナよりも魚特有の臭みが感じられるものの、しっかり脂がのっており、うまみがより強め。表面が炙られているので風味の違いがアクセントになるのもグッド。
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サワラは3つの中では最も身が引き締まっており、プリッとした食感が楽しめました。冬が旬ということでしっかりと脂がのっていますが、魚特有の臭みは3つの中で最も強いかも。
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はんさ盛のお米の量はこれくらい。大量の刺身が盛り付けられているので、米が多すぎるということは一切なし。
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丼のてっぺんには甘エビが1尾盛られており、臭みやぬめりも少なく濃厚な味わいでした。
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最後に「寒ぶり丼」(税別2800円)を食べてみます。寒ぶり丼に盛り付けられているぶりの刺身の枚数は18枚。
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冬が旬の寒ぶりが惜しげもなく盛り付けられています。
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寒ぶりはしっかりと脂がのっており、しゃぶしゃぶよりも身がプリッと引き締まっています。ちょうどこの前に氷見浜丼を食べたため、寒ぶりは脂の溶け方がヒラマサやサワラとは別格であることがよくわかりました。
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脂ののった部位と脂の少ない部位が同時に楽しめるようになっており、赤身部分はとてもプリプリで歯ごたえがしっかりとしています。ブリのさまざまな一面が垣間見える丼となっていました。氷見浜丼と比べるとたしかに若干お高めではあるものの、この季節にこれだけ新鮮な寒ぶりが思う存分食べられるというのはお得感を感じてしまうほどでした。
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なお、魚市場食堂はお正月の三が日は休みとなっていますが、それ以降は通常営業となっており、朝の6時30分から15時まで営業しています。
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January 01, 2020 at 07:00PM
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極上の寒ブリ「ひみ寒ぶり」の本拠地・氷見漁港に併設された「魚市場食堂」で獲れたてピチピチの新鮮な魚を食べてきた - GIGAZINE
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