NHK北海道のアナウンサーがこの時期、各地のおいしいものを紹介するコーナー「アナどれ」。今回は白身の高級魚、マツカワガレイです。見た目が松の皮に似ていることからマツカワと呼ばれています。春の新たな北海道グルメ、マツカワを札幌放送局の高山大吾アナウンサーが味わってきました。
【歯ごたえ抜群!甘みもある高級魚】
マツカワは通常のカレイと比べると重さは5倍以上、主な産地は北海道太平洋沿岸で春から初夏にかけてが1年で一番漁獲量が多くなっています。
高級魚は新型コロナウイルスの影響で軒並み値段が下がっていますが、マツカワは1キロ1500円ほどで取り引きされ、例年と変わっていません。
苫小牧漁協の赤澤一貴さんは、「ほかの魚と比べればわりと高い値段で取り引きされていて、味は歯ごたえが抜群で、寝かせることで甘みも増すので、本当に高級魚といっても過言ではないくらいの品質の高さはあります」とマツカワの魅力を語っています。
いま、漁業関係者が力をいれているのはマツカワのブランド化です。35センチ以上のマツカワをカレイ界の王様「王鰈」という名前で売り出しています。
この「王鰈」、白身が厚く弾力があるのが特徴です。
味は、こりこりとしていて甘みがあり、通常のカレイよりも味が濃い印象でした。
【“幻の魚”から身近な存在へ】
今では年間150トン以上の水揚げがあり身近な存在となったマツカワですが、30年前は乱獲によって数が減り絶滅も危ぶまれる“幻の魚”でした。
マツカワの資源を残すために、道立栽培水産試験場が取り組んだのは「育てる漁業」でした。
その研究に30年近く携わってきた森立成さんが取り組んだのは、卵を産むメスの稚魚を増やすことです。
マツカワはふ化したばかりの時は、まだオスかメスか決まっていません。
森さんたちの研究の結果、その後の生育環境によってメスを増やすことが出来ることがわかりました。
森さんは、「マツカワは水温が非常にオスメスの割合に影響するということがわかってきたので、最適な温度として13〜14度くらいにするとメスの割合が増えてきたということがわかってきた」と研究の成果を話しました。
メスの割合を増やしたマツカワを14年前から100万匹以上も放流することで漁獲量が大幅増加しました。
今では、自然の海の中でもマツカワが増えていることが確認され始めています。
森さんは、この研究をマツカワ以外の魚にも応用することで、北海道の漁業の可能性を広げることができると考えています。
森さんは、「魚の種類によってオスが価値が高い魚とメスが価値が高い魚がいる中で環境要因でオスメスを変えることができれば養殖に役に立てられる。マツカワの研究を基礎にして次の養殖魚に応用が利くようになる」と話していました。
マツカワは漁獲量が増える今の時期は北海道内のスーパーでも比較的手頃な値段で手に入るようになっています。
また、北海道漁連は、新型コロナウイルスの影響で、外に出てマツカワを買えない人のことも考えて、最高級ブランドの王鰈をインターネットでも購入できるようにしました。
注文すると、まるまる一尾が家庭に届けられるといいます。
詳しくは、北海道漁連のホームページをご覧ください。
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April 22, 2020 at 05:03PM
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マツカワ “幻の魚”をご家庭で|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
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