女川魚市場、サンマ水揚げ好調続く 不振魚種分をカバー
全国でサンマの記録的な不漁が続く中、女川魚市場の大健闘が続いている。30日現在で水揚げ量、金額とも昨年を上回るペースで推移し、県内のシーズントップの座を気仙沼から奪いそうな勢いだ。サンマのけん引で、主力の養殖銀ザケや大型定置網、春漁のイサダやメロウドなどの不振分もカバーした。魚市場では「操業終了は昨年の12月17日より1週間ほど延びるのではないか」と予測。さらなる水揚げに期待を寄せている。
30日も日の出前から7隻が計432トンを水揚げし、活気に包まれた。12月1日は3隻が71トンの水揚げをする予定だ。
魚市場によると、30日現在、4485トンのサンマの水揚げがあり、金額は20億5600万円を記録。昨年同期の3740トン、10億6600万円を大きく上回っている。1キロ当たりの平均単価も全国での水揚げ量が少ないことなどを背景に、昨年の285円から458円と173円アップした。 女川イコールサンマも広く浸透し、全国の主要漁港で軒並み水揚げ量が減少する中、昨年より増加する異例の状況となっている。
11月20日現在の集計では、県内トップの水揚げを誇っていた気仙沼の2100トンを上回る2400トンに到達。今季終漁時のトップの座獲得も視野に入る。
魚市場の木村仁取締役部長は「魚体こそ小さくなってきたが、現在も週2、3回の水揚げがある。サンマの開きや缶詰など加工原料の需要があり、女川にとってはありがたい」と話す。
今年は春漁の主役になるはずだったイサダ(4月以降)、メロウドが前代未聞の水揚げゼロに加え、主力の養殖銀ザケは輸入物のチリ産に押され、金額で7億7600万円以上も減少。
大型定置網も水揚げ量こそ大幅に増加したが、新型コロナウイルスの影響も重なり、夏場のタイやアジなどの価格が低迷。平均単価は83円から52円に低迷し、金額に反映されなかった。
木村取締役部長は「サンマ漁が始まる前は正直不安もあったが、カバーできて本当に良かった」と、安堵の表情を浮かべている。
サンマ漁についても「漁場が三陸沖から再び公海まで遠のいたが、魚群は見える。クリスマス前後まで操業は続けられそうだ」と語り、今後の上積みも託す。
今シーズンのサンマ初水揚げは10月10日と、最も遅かった昨年の10月5日のワースト記録を更新。予報では記録的な大不漁に見舞われた昨年以上の厳しさと言われていた。
2020年12月01日火曜日
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December 01, 2020 at 11:22AM
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