Tuesday, February 9, 2021

温泉水で魚もいい気分 桑名の旅館、トラフグ養殖好調 - 中日新聞

「成長が早いと感じる」と手応えを口にする石川剛社長三重県桑名市のニューハートピア温泉で(板津亮兵撮影)

「成長が早いと感じる」と手応えを口にする石川剛社長三重県桑名市のニューハートピア温泉で(板津亮兵撮影)

  • 「成長が早いと感じる」と手応えを口にする石川剛社長三重県桑名市のニューハートピア温泉で(板津亮兵撮影)
  • 茶褐色の温泉水で育つトラフグ=三重県桑名市のニューハートピア温泉で(板津亮兵撮影)

 三重県桑名市長島町松之木の温泉旅館「ニューハートピア温泉」が、温泉水で始めたトラフグやアマゴなどの養殖が好調で、施設内のレストランで提供を始める。社長の石川剛さん(51)が、豊富な温泉の活用を模索する中で思い立った。コロナ禍で本業の苦境が続く中、「新たな目玉で反転攻勢を」と意気込む。

 以前は貸し切り風呂だった一室に並ぶ水槽。四九度の源泉を二〇度ほどに冷ました茶褐色の温泉の中で、トラフグやアマゴが元気に泳ぐ。ちょっと不思議な光景だ。

 きっかけは二〇一七年、新たな温泉を掘削したことだった。それまで使っていた温泉は五十年ほど前に掘られ、温泉水を送る埋設管などが老朽化。改修に二億円近い負担を見積もられた。「改修より安上がりでは」と一億円余りで地下約千五百メートルまで掘削すると、塩分濃度0・72%の塩化ナトリウム泉がわき出た。

 湧出量が豊富で、半分が使い切れない。温泉水を廃棄している敷地内の水路で生息している小魚が目に留まり、「温泉で魚が生きられるのか」と養殖を試みることに決めた。

 「魚臭さが漂うのでは」という社内の心配を押しきり、一八年春に購入したのはヒラメの稚魚。温泉の塩分濃度は3%余りと...

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