高岡市伏木沖の富山湾で27日、深海魚アカナマダが捕獲され、魚津市の魚津水族館に運び込まれた。昨年は5月に1匹確認され、今年は初の捕獲となった。
沖合約1・5キロ、水深約60メートルの定置網にかかった。全長94・8センチ、体重1・78キロで、目立った傷はなかった。餌となるホタルイカや魚を追って定置網に入ることがあるが、胃の中に魚などは確認されなかった。
水族館によると、アカナマダは南方系の魚で、対馬暖流にのって湾に入り込んだ可能性がある。浮袋の下に墨汁嚢(のう)を持ち、肛門から墨を噴出するのが特徴で、深海魚リュウグウノツカイと似た細長い体をしている。富山湾では2019年の2~4月に8匹が捕獲されている。
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March 28, 2021 at 03:00AM
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