Friday, April 2, 2021

ペット保険の加入率は29.6% 一方、年間の治療費は犬6万円、猫3万円 - MONEYzine

 株式会社矢野経済研究所は、犬または猫(犬と猫の両方も含む)を飼育する20代から70代の男女1,619名を対象に「ペット飼育者の消費行動に関するアンケート調査」を実施し、その結果を3月8日に発表した。調査時期は2020年12月。

 調査結果をもとに飼育者を大まかに分類すると、年齢は40代以下を中心に小学生以下の子供がいる子育て層で、飼育経験年数が平均で10年程度の「活動型」が39.8%、年齢は50代以上を中心に、子供が中学生以上で子育ても落ち着き、飼育経験年数が平均で17年程度の「保守型」が38.7%、明確な年代等の差はないものの、20代と40代の女性の構成比がやや高めで、飼育経験年数が平均で18年程度の「活動・保守折衷型」が21.6%となった。

 ペット用商品やサービスの利用状況を見ると、ペット保険の加入率は全体で29.6%だった。グループ別では「活動型」は42.1%がペット保険に加入していたものの、「保守型」は19.6%、「活動・保守折衷型」は24.4%となった。

 ペット用監視カメラの保有率は全体が12.0%で、グループ別では「活動型」が23.1%、「保守型」が4.3%、「活動・保守折衷型」が5.2%。ペット用のおむつを外出時のマナーとして使用する率は全体が9.9%で、グループ別では「活動型」が18.0%、「保守型」が3.8%、「活動・保守折衷型」が6.0%などとなった。活動型の飼育者は、ペットにかける支出が多くなる傾向にあるようだ。

 一方、アニコム損害保険株式会社は、同社のペット保険の契約者3,532名を対象に「ペットにかける年間支出調査 2020」を実施し、その結果を3月23日に発表した。ペット1頭に対し、2020年1月1日から12月31日の1年間に支出した費用を聞くと、犬が前年比10.4%増の33万8,561円、猫が同3.9%増の16万4,835円だった。

 費用の主な内訳は、犬は「けがや病気の治療費」が6万430円、「フード・おやつ」が6万4,745円、「サプリメント」が1万1,861円、「シャンプー・カット・トリミング料」が4万8,692円、「ペット保険料」が4万6,895円、「ワクチン・健康診断等の予防費」が3万2,463円、「洋服」が1万1,640円。

 猫は「けがや病気の治療費」が3万1,848円、「フード・おやつ」4万2,925円、「サプリメント」が5,668円、「シャンプー・カット・トリミング料」が3,635円、「ペット保険料」が3万4,929円、「ワクチン・健康診断等の予防費」が1万4,029円、「洋服」が674円だった。

 また、犬は大きさによって支出が異なり、小型犬が32万250円、中型犬が38万3,273円、大型犬が47万9,020円だった。項目別では「フード・おやつ」の費用に大きな違いがあり、小型犬が4万2,925円、中型犬が8万7,114円、大型犬が13万8,977円で、大型犬の支出は小型犬の3倍に達していた。他方、「洋服」は小型犬が1万1,618円、中型犬が7,659円、大型犬が6,359円で、小型犬ほど支出が増える傾向にあった。

 ペットに関する費用はフードやおやつ、トリミングなどのほかに、けがや病気の治療費もそれなりに必要となることを認識しておく必要がありそうだ。

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