深海魚は「地震の予兆」!?
深海魚の一種「リュウグウノツカイ」。成長すると全長5m以上にもなり、「人魚のモデル」とされる魚だ。 「悪魔のサメ」をしのぐ覇者!「新種」の巨大深海魚が見つかった! 大型の個体が海岸に打ち上げられると、その特異な姿から多くの人々の目を引き、「地震の前兆現象では?」と話題になる。実際のところ、深海魚と地震にはどんな関係があるのだろうか? 最新情報を追ってみた。
壊滅的な被害を生んだ深海魚の「たたり」
江戸時代中期に出版された『諸国里人談』(しょこくりじんだん)という本に、こんな話が出てくる。 若狭国(現在の福井県南西部)で、岩の上に人魚がいるのを漁師が見つけた。もっていた櫂(かい)で殴ったら、人魚は死んでしまった。 海に投げ込んで帰ったところ、そのあと大風が起きて海鳴りが17日間も続き、30日ほどすると大地震が起きた。山から海辺まで地面が裂け、村がまるごとなくなってしまった──。 この物語中に登場する人魚は、「鶏冠(とさか)のごとくひらひらと赤きもの」を身にまとっていたとされる。赤みを帯びたひれをゆらめかせて泳ぐ、「リュウグウノツカイ」を彷彿させる表現だ。 深海魚をいじめたら、その「たたり」で地震が起きた。そんなふうに読み解くことができる物語なのだ。この『諸国里人談』の記述からは、昔の人々も「深海魚の出現」と「地震の発生」を関連づけて考えていたらしいことがうかがえる。
群発地震時に現れた深海魚
珍しい深海魚に遭遇しやすい人々として、まず挙げられるのは漁業者だろう。それ以外では、日々海に潜りつづけているダイバーたちもまた、「深海からの使者」を間近で目撃する機会がある。 沿岸の浅い海で潜水している最中に、ふだんは見かけないような「珍客」にダイバーが出くわすと、その証拠として水中写真が撮影されるケースも多い。 たとえば、どことなく神秘的な雰囲気を漂わせる「シャチブリ」。地震との関連がささやかれてきた深海魚のひとつだ。 1993年1月に静岡県・伊豆半島東方沖で群発地震が発生。その前後の時期に全長30~60cmのシャチブリの個体が、浅い海にたくさん姿を現して注目を集めた。 埼玉県在住で、潜水経験が約3500回というベテラン・ダイバーの山内まゆさんの印象に強く残っているのは、2013年1月のできごとだ。 伊豆半島の大瀬崎に潜りにいったところ、同じ日に「シギウナギ」と「ホンフサアンコウ」が、相次いで出現した。いずれも、ふだんのダイビングでは見かけない深海系の珍魚だ。 山内さんは、岩手県で祖父から聞いた言葉を思い出した。 「地震や津波が起こる何日か前には、見たこともない奇妙な魚が網に入ることがある。そういうときは、注意しないと……」 その日集まったダイバーどうしで、「こんなに浅い海に出てくるなんて、地震が来るのかね?」「なんらかの地殻変動の影響では?」といった会話が交わされたという。
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April 22, 2021 at 05:02AM
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疑惑の8種類で検証!「深海魚が打ち上がると地震が来る」は本当か?(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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