千葉県いすみ市で、漁港で水揚げされても廃棄されることが多い「未利用魚」のシュモクザメを食材にして、地域の新たなお土産を作る取り組みが行われています。
いすみ市の大原漁港では、シュモクザメは、漁業者の網にかかるとタイやヒラメなどほかの魚を傷つけて商品価値を下げてしまうことなどから、いわば「やっかい者」となっています。
廃棄処分にすることも多く、「未利用魚」になっているということで、この現状に目をつけたのが、地域の課題解決に取り組む東京の民間団体です。
シュモクザメを食材として有効に活用しようと、地元の住民やいすみ市と協力して地域の新たなお土産をつくる取り組みを始めることになりました。
先月、大原漁港に民間団体のスタッフや地域の女性たち、それに市の職員が集まって初めての試作会を行いました。
作るのは、シュモクザメのシューマイです。
「包むという行為を通じて多くの人の輪が広がってほしい」という願いを込めて民間団体が考案しました。
この日は、シュモクザメをあらかじめすり身にして用意しました。
シュモクザメは網にかかるほかの未利用魚のサメと比べて、一番臭みが少なく食感もよいということです。
地域の女性たちのアイデアで、つなぎにヤマイモを使って食感をさらになめらかにしたり、マヨネーズを入れて味にコクをだしたりする工夫も取り入れることになりました。
さらに、千葉県の特産品である落花生も具に入れて、試作品の第一弾となるシューマイが完成し、食べた人たちからは「おいしい」という声が次々に上がっていました。
さらに、地元でとれたタコとのりを使うなど材料を変えて試行錯誤しながら、シュモクザメのシューマイがどうすればもっとおいしくなるのかみんなで話し合っていました。
参加した地元の男性は「嫌な臭みがなく、すっきりとほわっと口の中から消えていくような食感で、とてもおいしかったです」と話していました。
民間団体は今後も試作会を行って年明けの商品化を目指すとともに、優良な加工品として市から「いすみブランド」の認定も受けたいと考えています。
一般社団法人「Tsumugi」の代表石和田直孝さんは「地域の人たちが誇りを持てるお土産を作れるように協力したい」と話していました。
いすみ市水産商工観光課の荘司義弘課長は「元々捨てられていた魚を有効活用して新たな品物に生まれ変わらせる意味は非常に大きい。この取り組みを今後も応援していきたい」と話していました。
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December 20, 2021 at 01:17PM
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未利用魚「シュモクザメ」食材に新たなお土産を 千葉 いすみ|NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB
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