6月23日の株主総会を機に、シャープの再建を果たした親会社の台湾・鴻海精密工業出身の戴正呉会長が退任するとともに、補佐役を担ってきた野村勝明社長も退任し、新社長兼CEO(最高経営責任者)となった呉柏勲氏にバトンを渡した。在任最終日に戴氏が社員に送ったのは、「シャープは大きな魚ではなく、速く泳ぐ魚を目指せ」という言葉だった。
70歳を迎えている戴氏は、3年前から退任を明言してきたが、後継者の人選は難航。ようやく白羽の矢が立ったのが呉氏だった。7月に45歳となる呉氏は、戴氏からは25歳の若返りとなる。鴻海で10年、シャープや液晶パネル生産の堺ディスプレイプロダクトで10年の勤務経験を持ち、シャープのタイ販売子会社の社長を務めたが、「経営者としての経験は実質的にゼロだ」(シャープ関係者)という。
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July 11, 2022 at 05:11AM
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深層真相:速く泳ぐ魚を目指せるか 45歳のシャープ新社長 | 週刊エコノミスト Online - 週刊エコノミスト Online
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