Saturday, April 24, 2021

注目の新グルメ「お取り寄せ深海魚」を食べてみた!そのお味は…!?(山本 智之) - 現代ビジネス

深海魚の聖地

深海魚の聖地──。そうよばれる場所がある。

静岡県沼津市の戸田(へだ)地区は、さまざまな種類の深海魚が水揚げされ、地元の飲食店や民宿で、その料理を味わうことができる。この“深海魚の聖地”で最近、新たな取り組みが始まっている。

「深海魚直送便」だ。とれたての深海魚を箱詰めにして直送してくれるサービスが、予想を超す人気を集めている。いったいどんな深海魚が届けられているのか。現地を訪れてみた。

緑の山々に囲まれた戸田の海。写真右側の突端部が御浜岬(山本智之撮影)

長く続いてきた「深海魚食」文化

世界最大のカニとして知られ、大きな個体は脚を広げると3mを超す「タカアシガニ」(Macrocheira kaempferi)、そして、新鮮な深海魚が戸田の名物だ。

駿河湾に面した西伊豆・戸田の名物「タカアシガニ」(山本智之撮影)

食用の深海魚のなかでもひときわ目を引くのは、頭部が尖った「トウジン」(Coelorinchus japonicus)。ソコダラ科の魚で、現地名は「ゲホウ」という。

頭部が尖った深海魚「トウジン」。静岡県沼津市・戸田で水揚げされる食用深海魚のなかでも、シンボル的な存在だ(山本智之撮影)
「トウジン」の姿造り(山本智之撮影)

一度見たら忘れられない独特の面構えだが、刺身はクセのないさっぱりとした味わいだ。煮付けや塩焼き、天ぷらにしても美味しい。

このほか、地元で「ゴソ」とよばれる「ハシキンメ」(Gephyroberyx darwinii)、「カワヤッコ」の別名もある「ヒウチダイ」(Hoplostethus japonicus)など、“食べられる深海魚”たちの顔ぶれは多彩だ。

戸田で「トロボッチ」といえば、小ぶりだが旨味の強い「アオメエソ」(Chlorophthalmus albatrossis)のこと。こうした地方名の数々は、駿河湾に面したこの地で、昔からさまざまな深海魚が食べられ、親しまれてきたことを示している。戸田港を囲むように細長く延びる御浜(みはま)岬には、深海魚の標本などを見学できる「駿河湾深海生物館」もある。

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April 25, 2021 at 04:00AM
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